1997年11月16日(日)1530〜17.30 中日ビル
今回の作品について
教室に入ると、かずみさんに声を掛けられた。 彼女とは7年になる。 素晴しいポーズをとるモデルだ。
書き手は少なくとも25人。 私は、真後ろに座った。 彼女との距離は1メートルぐらい。 「そんなところに座らないで。」 「すごいプレッシャーだから。」 でも、他に席はない。
1セットめが始まった。 「距離が近い。」 私は数分間考えた後、下着の跡を描くことにした。
結果として、今まで気付かなかった肉、骨、動きを捉えることができた。
雑 談 ホームページに『クロッキー』掲載を始めてから、「前と同じ捉え方にならないよう、、、」という意識が強くなった。また、「私の教えている生徒が見たら、どう思うのか?」と考えると、多少描きにくいが、冒頭で述べた『下着の跡』を描いた。純粋な目で見れば、全く問題ないことはご覧の通り。追求方法、姿勢、見方は、猥褻さと1線を画している。それに、実際の私を知っている生徒なら、このようなものの捉え方、追求する姿勢の潔さを受け入れる力がある、と信じている。