クロッキー作品群98 DES 06

        1998年12月06日 (日) 15.30〜17.30
          中日ビル


今回の作品について

   新しい墨を使った
   ボトルから出すと『どろっ』極濃である

   休息時間に見直すと、濃さは問題ない
   グレーの階調に注意したからである

   しかし、画面いっぱいに書き過ぎている
   (紙のサイズに合わない)
   紙にはそれぞれのサイズがあり、優しさがある
   私は強引過ぎる

   次の休憩時間は怒る
   コジンマリしている
   もっとドバーッと描けんのか!
   我ながら情けない

   紙をケチっているのか何だか知らんけど、とにかく情けない
   こんなんなら辞めちまえ!

   ああ、自分に対してだからすっきり言える
   他人にも、このようにハッキリ言いたいよ!

                      (作品の後に続く)

   (つづき)

   太く描こう、強く描こうとするのではなくて、
   そうなったもの、あるいは、、、?

   作為はダメ
   それが見えて嫌
   無作為の作為?、、、違う
   
   ほら、自然に力強くなるだろう!
   それが欲しい
   細くても弱くても薄くても掠れても見えなくても、 
   存在そのもの

      しかしだ
      新しい技法の研究も作為なのか

      例えば、今回『飛び散り』について研究した
      (実際はそんな立派なものじゃ無くて『遊んだ』)
      そして学んだ
      1 タッチは強すぎないこと
       (画面に叩き付ける強さ)
      2 筆につける墨、水の量
      3 金具で描いたり掠れたり

   そして、バックや床を描くと最悪になることも学んだ
   それがどうしてかは分からない
   昔は背景によって良くなることがあったのに、今どうして
   悪くなるのか分からない

      しかし
      今では(→ それすらどうでも良い)
      今の最善を追求するのみ

   それから、墨をお代わりする時のタイミングが難しい

   単純に無くなったからってやると酷い目にあう
   その部分が濃くなる
   そして、バランスを崩す

   簡単な解決方法は『水』だけにする
   しかし、色としての墨(黒)を追加したい
   すると分からん

   まだ、問題は解決していない
   自家製特注筆を用意しようか!
   うん
   とりあえず、これで解決しそうだ
   そして、また新しい問題が持ち上がり、、、(楽しい)

   次の命題:描きたい部分を描き切っていない

   原因はバランスを考え過ぎている?
   否はて? 
   バランスなど考える必要があるのだろうか
   先程、背景を描くとおかしくなると書いた
   なるほど、これと同じかも知れぬ
   私の描きたいものがヨリ、人体そのものに限定されてきたんだ
   背景ごときなくとも、あるいは、バランスなど考えなくとも
   自然にバランスが取れていなければならぬ

   否否、バランスに捕らわれること事態問題だ

   違う
   この命題そのものが問題だ

   何事にも捕らわれず、やりたいことをやる
   それが今の課題だ

      それから下手な奴ほど、良く喋る
      それが今の私

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