クロッキー作品群2002 June 8
                    
2002年6月8日(土)
                    青 焔

今回の作品について

大きなB1サイズも7点描いた
集中力が高かったのでコメントも付した

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16 picters


790mm x545mm, charcoal pencil , 10min.
初めから大きなサイズにすると気合いが入り過ぎるので、いつものサイズにした。下半身と上半身のひねりが表現できてくるまで5分も必要とした。一部、ホワイトのコンテも使用している。

1103mm x803mm , charcoal pencil , 10min.

 大きなサイズに変えた。胸の形と背骨のラインができればよいと思ったが、肩や腹部、頭部を描いている勢いで胸を描き直してしまった。それで成功することもあるが今回は初めから決まっていたので、その描き直しを補正するために周囲の部分も描き直す必要ができていしまい、大変な作業を強いられることになった。爪が無くなってしまわないように気をつけながら描き込んだ。

1103mm x803mm , charcoal pencil , 10min.

 背骨を挟んだラインが非常に美しいが、それを表現するためには背中全体を描く必要がある。これだけ分かっていながら、一番初めに青のコンテで線を入れてしまった。失敗だ。色は必要ではなかった。すぐに気付いて黒のコンテ鉛筆に切り替えたが、いい加減な青の線はそれ以降、私の注意を「背骨」から「腹部や向こう側の脚」へと逸らした。その結果として「画面左の形」も疎かになり、一番描きたかった背中のうねりは真っ黒になっただけ。見方によっては、内向的な良い感じに見えるけれど、現場の狙いからは全く違う作品になってしまった。小さく縮こまって見えるので潰してしまおうかと思っている。


1103mm x803mm , charcoal pencil , liquitex , 5min.

 非常の複雑なひねりが入り組んでいるので何を表現したら良いのか分からないまま、とにかかく描き始めることにした。コンテ鉛筆でふにゃふにゃな線を引き続けたけれども線に変化がないので、鉛筆の芯で周囲を描いた。これではうまく行くはずながないのでアクリル絵の具、ホワイトに紫パール・ホワイトとゴールドを適当の混ぜ合わせたものを筆に取り、胸を描いた。ポイントができれば良いのだが、うまくいかなので身体の捩じれに合わせて筆を動かしてコンテ鉛筆が適度に溶けたところで止めた。パンチがないので、黒のコンテで輪郭らしき物を描いていたら時間になった。このポーズから5分になったのである。


1103mm x803mm , charcoal pencil , liquitex , 5min.

 次は時間に気をつけて描き込み過ぎないようにした。背中のひねりが非常に美しいが、大きくひねり出された尻を描かなくては始まらないので、コンテ鉛筆や鉛筆の芯で全体のあたりをつけてから、指先一杯とったホワイトで一気に尻を描いた。そらから肩と上向きの顔を描いた。しかし、顔にコンテを使うのは失敗しそうなので紫パールホワイトを使った。手に残ったアクリルで、胸から左腰を描いたがうまく行かなかったので、調子を整えるために細かい作業をした。また、右手の位置はほぼ合っているが、左手がまったく違っていたので大きく描き直した。右足の重心も画面が切れてしまったが頑張って描いた。

790mm x545mm, charcoal pencil , pastel , 5min.
 休憩を挟んだので、いつものサイズにした。初めに気持ちいいラインを入れることができたが、次の瞬間、全く違うライン達が画面を変えた。その勢いで、先ほど失敗した青のコンテを入れた。また違う絵になった。頭部を描いたが描き込み過ぎて黒くなった。それを消すために顔から上半身にかけてクロスハッチングをしたら、胸がつぶれてしまったのアクリルで塗り重ねることにした。気乗りはしなかったけれど、まあまあのころまで持ち込むことができた。

1103mm x803mm , charcoal pencil , liquitex , 5min.

 上半身と下半身がばらばらな感じがしたので、色彩豊かに地塗りされた紙を選んだ。左手に重心がかかり、こちら側に向けらた顔の視点は空に向っている。下半身はどっかりとしているものの、腰で大きく捻られているので、上半身とは違う表現をしようと思った。コンテ鉛筆の線はうまく入った。顔の表情を描き込んだが内面まで表現することができずに途中であきらめ、他の部分に移った。最終的には、上半身で使ったアクリル・ホワイトがうまく入ったので、その勢いで顔を整えた。地塗りのブルー・ラインが交差するところに強いホワイトを入れることができたので満足している。

790mm x545mm, charcoal pencil , 5min.
 小さなポーズのなったので小さな紙に変えた。頭部が気になるので髪の毛を描くことにした。頭を抱えているのだから、頭が一番重要になるわけで、ならば髪を一生懸命描けばよいのである。その後、組まれた腕を描いたけれども、こうして見直すともっと描き込めば良かったと思う。

1103mm x803mm , charcoal pencil , 5min.

 面白いポーズになったの大きな紙を準備した。捻られた両腕、突き出した首、水平の位置関係になって弛んだ胸、胸骨、腹、恥部。しかし、描き込み過ぎた。初めに面白い線がひけたのに、時間がたっぷり5分もあるので安心してしまった。取り返しがつかない失敗だ。それを何とか消そうと床に落ちていた消しゴムや、薄い鉛筆も登場したけれど無駄な行為だった。悔しい!

790mm x545mm, charcoal pencil , pencil , 3min.
休息を挟み、ちょっとナーバスな気分で小さな紙に描く。

790mm x545mm, charcoal pencil , 3min.
 先ほど、頭部を描き込んでうまくいったので、今回も髪を中心に描き込んでみた。『髪』だけで、モデルの視線や表現しようとしているポーズまで描こうとした。

1103mm x803mm , charcoal pencil , 3min.

 大きな動きのあるポーズになったので、大きな紙にかえた。ちょっとビビッタけれど、そこそこの線がひけた。次に、折れた芯を使って描き進めたけれど、胸で失敗した。内側からでてくる勢いや方向、流れと関係ないものをポイントにしてはいけなかった。

790mm x545mm, charcoal pencil , 2min.
 「おかしい、おかしい。」と思っていたら、頭部の位置と量感が間違っていた。最近、輪郭のような黒い線が流行っている。

790mm x545mm, charcoal pencil , 2min.

790mm x545mm, charcoal pencil , 2min.

790mm x545mm, charcoal pencil , 2min.
 <画 材> コンテ鉛筆、リキテックス
 B2上質紙、B1ボール紙
<時 間> 10〜2固定 
<モデル> ckbs

クロッキーを終えて

体調が良かったので、気持ち良く描けた


  

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