model たけしさんからの感想メール

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2003年6月18日(水)
東センター、和室1、2

クロッキーF初参加

さんこんにちは。たけしです。先日は本当に有難うございました。
また、昨日は携帯メールの返事も早々に頂き恐縮です。

 さて、18日はたいへん充実した時間を過すことができました。正直言いますと、最初はどうなることやら、とても心配だったのですが、描き手の皆さんが集中して描き始めてくれたので、私も、その世界へ入っていくことが出来ました。また、2次会の席で申したことと少し重なりますが、描き手の方は、モデルもポーズも選べない状況なので、少しでも描いた甲斐がある、と思ってもらえるように、とにかく気持ちだけは必死に込めて行ったつもりです。今回、幸いにも多くの方からお褒めの言葉を頂くことができましたが、私は決して「いい身体」をしているとも「スタイルが良い」とも思ってはおりません。しかし、確かに作品を見ると「素晴らしい」身体をしておりますので、皆さんの前で、そのように在れたんだ、と思いました。これは、自分では、必死になってやったことが描き手さんに伝わった(感じ取って頂いた)だけであり、やはりバディそのものは並である(素質ではない)と思います。次回、9月には是非お邪魔したいと考えておりますが、次回に向けて、大変なプレッシャーを今から感じております。それは、今回、好評(?)だったのは、自分が必死だったこと、によるものであるが、おそらく今回ほどの必死さ(初めてだから)は2度と出せないだろうと思います。その上、描き手さんは、今回を越えるものを私に期待されると思います(当然です)。今、3ヵ月後に向けて、このプレッシャーを活かして、初めて(今回)以上の必死さを出せるだけの精神状態をつくり始めて行こうと思います。クロッキーFさんでモデルをさせてもらうまでに、まだ3ヶ月もある(長い)と思っていますが、同時に「短い」とも思っている次第です。とにかく、次回も、皆さんに、来て良かった、と思ってもらえるような自分を見せられるように頑張ります(今から)。

 さて、2次会はご馳走様でした。イエロクラブ、美味しかったですね。(でも、行き方がよく分かりません)本来なら、その席で皆さんといろいろと交流(会話)するべきだったのに、つい作品を拝見している内に時間が過ぎてしまい、後半はほとんどお話が出来ませんでした。申し訳ありません。でも、いろいろと作品&感想を通して、為になる、と言いますか、勉強になりました。特に、自分がテーマにしていた後姿をお褒めを頂き(顔は、どおでもエエんかい!と関西ならツッコむところですが)、これは嬉しかったですね。写真の先生(?)の、「お尻がきれい」「肌にシミがない」等のユニークな感想は、今でも思い出し笑いをしてしまいます。思わず「よっしゃー、尻の写真モデル、やったげますよ(してさしあげますよ、の意)」と言いたくなりました(冗談です)。でも、確かに、皆さんの描かれた「尻」「背中」はきれいでした。これらの部位は自分で見ることが出来ないので、日常管理ができません。これから3ヶ月、日常から引き締まった生活を過し、その結果として、再び素敵な尻や背中の絵を見たいと思っております。

 今回、デビュー戦が、クロッキーFさんであったことは、私にとって幸運以外の何者でもなかったと思います。モデルがしやすい雰囲気、モデルとしての主張(気合)の出しやすい雰囲気、また、それを受け留めてくれる描き手さん達。そして、作品やポーズに関する意見交換。モデルとしての、やりがいと、勉強と、他にもいろいろと教わった気がします。とにかく一言で言えば、「モデル(をすること)が好きになった」に尽きると思います。(他ならば、こんな気持ちになれたか?または、モデル自体もう1度やりたいと思ったか?)おかげで、今、モデルをしたくてしたくてたまりません。インターネットで調べながら探していますが、男性モデルの需要は、ありそうでなさそうですね(供給は多いそうですが)。でも、焦らずに取り組んで参りますので、今後ともご指導やご支援(?)、よろしくお願いいたします。(他のところの、モデルがもっと辛い思いをするような経験も、しなければいけないと思います)。思いつくままに、失礼いたしました。さんのHPの更新、楽しみにしています。また、私の身辺に出来事(美術関連の)が起こりましたら、ご連絡させていただきます。


からのお礼

たけしさんは、真剣にボクシングに打ち込んでこられた経験があるので、身体だけでなく精神面の管理も非常にしっかりされているので、描き手として安心感を持って描くことができました。

 身体については、頭のてっぺんから首、視線、ボディ、腕、軽く握られた指、重心、下肢、足首、足の指先など非常にバランス良く、無駄なく表現されていました。ボクシング以外のポーズでも、遊び心ある数々の実験をされるので、通常のクロッキーでは味わえない愉しみを感じなら描くことができました。

 メンタル面も非常に鍛えれていらっしゃるので、私たちの会の雰囲気を素早く理解し、描き手の求めるポーズを次々とくり出されるので吃驚しました。通常、初めてのモデルさんは最初から最後まで3分ポーズで固定するのですが、たけしさんは途中から2分にさせて頂くことができました。尚、私個人だけなら1分ポーズでお願いしたかったです。

 また、クロッキーの途中、および、2次会会場でポーズについての表面的なポーズ以外の話し合いができたことは、とても有意義でした。クロッキーという表面的な絵画表現を超えたところで、現場のモデルと描き手が話し合いをするという理想的な時間が持てたことを幸運に思っております。

どうもありがとうございました。


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