モデルS氏から頂いたメール
2004.6.25(金)

→ クロッキー作品群2004 JUN 24
                    

6/24のクロッキー.モデルのSです。
更新されたHPであの日の作品を拝見させて頂きました。

私が想像していたより遥に立派な作品だったので感激しています。
実物よりカッコいい。そして少し色っぽい。
これで私がこの世に存在していた証が出来ました。
もう、いつ死んでもいい!(少し大げさかな...)
一生の宝として大切に保存させて頂きます。

高名な政治家の肖像画が国会議事堂の中の会議室に飾られるようなリッチな気分に浸っています。
会社の組合や職場の親睦会に加えられるより、TAKAさんのHPのクロッキーの作品に加えられることのほうがずっと価値があり、うれしいのです。

少し残念だったのは、他の描き手の人の作品が見られなかったことです。
彼らに私はどのように映っていたのでしょうか。

二次会でご馳走になり、ありがとうございました。

@さんと長く話をさせて頂き、TAKAさんの人となりに少し触れたような気がします。
哲学的で、奥深いものを持っていて、不思議なカリスマ性があって・・・
私の周りにこのような人がいたなら、私の価値観に影響を与えたでしょう。

そして、名古屋は本当に良いところですね。
私も名古屋で就職すればよかった。
そうしたら、F会にも通えたのに・・・

最後にクロッキーFの発展と、皆さんの御多幸と御健康を願っております。
また、いつか会える機会があったらいいですネ。

さようなら。

→ クロッキー作品群2004 JUN 24


 お 礼

 です。身に余るお言葉を頂き恐縮です。こちらこそ素晴らしいモデルとの出会いに感謝、感激しています。

 さて、お礼に代え、クロッキー作品群末尾の一言コメント「描く喜びを味わったのは何年ぶりだろう。自分が自分の手で描いているのを実感していた。」に、後日考察した内容を付け加えさせて頂きます。

 クロッキー中、紙と画材と自分が一体化している感覚を味わう経験は時々あるのですが、今年はクロッキーの回数が減り、なかなか体験できませんでした。ですから、当日のような右脳全開の本能的かつ理知的な感覚は、本当に私を満足させました。

 その後、私の感性を呼び覚ましてくれた原因を考えていたのですが、ついに発見しました。氏の喜びです。ここに掲載させて頂いたメールで、それを確信しました。モデルになったS氏の喜びが私に伝わり、その喜びが私の腕が突き動かしていたのです。今回のクロッキーは、氏の喜びパワーによって成しえたものです。

 また、二次会の話題となった「カリスマ性」についても、数日間考察し、現在、次のような結論に達しました。私にはカリスマ性がない。私にあるものは「相手の心を感じて映し出す」ことです。私の周りに集う人々は、私ではなく、その人自身に魅力がある人です。今回、氏は生きる喜びをモデルになることで感じられたのだと思います。当日私は、それを正確にクロッキーできた。ただそれだけのことです。

 難しい話ばかりになりましたが、また名古屋にいらっしゃる機会がありましたら、お酒を交わしたいですね。

 それでは、お元気で。

         2004.6.28

→ クロッキー作品群2004 JUN 24



 モデルS氏から頂いたメール2

                   2004年7月10日(土)

 お元気ですか?
 6/24のSです。
 あのクロッキーにまつわるエピソードを報告させて頂きます。

 私は地元で英語会話サークル(初級レベル)のリーダ(世話役)をしています。市の建物の中の教室を借りて、週1回ネイティブの講師を囲んで2時間ほどフリートーキングをしています。メンバーは10人位で、大半は主婦かワーキングウーマンです。

 最近、外人講師が替って、新しい講師はニュージーランド人の若い女性のAET(英語補助教師)です。彼女はいい人なのですが、大人しくて、こちらから話題を提供したり話をフォローしてあげないと2時間の時間がもちません。だからこのクラスがある日には話題を準備をしなければなりません。 そこで、この前のクロッキーモデルをした話をしてみようと思いました。

 当日、クラスが始まって数十分ほどして話題が無くなり、クラスが白け始めたときにこの話題を紹介しました。講師の彼女は大いに興味を示しましたが、他のメンバーは何の話やらついて行けないようで、半信半疑で聞いているようでした。そこでプリントアウトした作品をさりげなく彼女に見せたところ、彼女はそれを全員に回覧してしまいました。

 そこで意外だったのは、男性陣のほうが興味を示したことです。市のカルチュア講座の美術コースで着衣やヌードを描いたことのある年輩の男性はモデリングについて私の体験を補強してくれる話をしてくれました。イケメンの若いフリータの男の子は身を乗り出して私の話を聞いていました。(彼もやりたい様子でした)

 女性陣のほうは、軽く見るだけで次の人にまわしていました。まるで、水泳選手か相撲の力士の写真を見ているかのように。やはり女性が男性の裸を見る目は違うのだなと思いました。もっとも、しげしげと男の裸の絵を見る状況ではありませんが・・・

 それから、麻薬を打ったかのようにクラスは盛り上がり、芸術談義から他の話題へと2時間がすぐに過ぎてしまいました。概ね、私の作品の評判は良かったようです。

 さて、来週の英語会話のクラスは何の話題にしようかな〜。洋楽のオールディーズを集めて歌詞を調べてみようかな。新譜には付いて行けないから。

 機材や会場の準備、そしてモデルの調整と段取りがたいへんなクロッキー会を10年以上も続けている福地先生はすごいと思います。これも先生のクロッキーに対する情熱によるものでしょうか。それとも先生のカリスマ性で人がついてくるからでしょうか。

 F会が長く続く事をお祈りしております。
 そして、またお目にかかる日を楽しみにしています。

→ クロッキー作品群2004 JUN 24


 短い返事

 です。メールありがとうございます。絵画とは分野がまったく違う人々が集まった英会話サークルで、御自身のクロッキーモデル体験を、しかも、当日のフルヌード作品と共に紹介されたのですね。びっくりです。私が驚いているのですから、会場の人々はさぞかし驚いたことでしょう。それでも、最終的には麻薬を打ったように盛り上がったので、モデル体験談は大成功だったと思います。日常生活では聞けないような話が飛び出し、自分の知らない世界が広がるから人々は集まります。魅力的なSさん主催の英会話サークルは、これからも永く続いていくこと間違いなしです。名古屋は連日の猛暑と新種のノロウィウルスに見舞われていますが、負けないように頑張ります。Sさんも身体に気をつけて御活躍下さい。また逢う日まで。

2004.7.10

→ クロッキー作品群2004 JUN 24

 

↑ TOP


Copyright(c) 2004 All rights reserved.