クロッキーF美術館コレクション vol.2007 june 16

会場におけるモデルとクロッキー

collection of members

32 picters
A3 (420 x 297, thin paper)
pencil

画  材: 鉛筆(B5)、A3上質紙
時  間: 20分フリー
<時 間> 2分(20分間、40分間)
<時 間> 3分(40分間)
撮影機材: ニコンD200、17-35,f2.8
<時 間> 500Wデイライト
モデル : 蟷螂娘

<時 間>会場におけるモデルとクロッキー

<時 間>collection of members

note
 合計3時間の創造的な時間だった。新しい試みをいくつか行った。

 当初の企画は、写真とクロッキーを並行して行う、という欲張ったものだった。会場の照明を落とし、撮影用ライト(500W 1灯)をつけた。すると、モデル横からのライトが、モデルのボリュウム感を増した。

室内照明
・40Wの蛍光灯6本
・モデルの正面、斜上
※この照明は、描き手が少なければ有効な手段であると感じた。

 私は、クロッキーを描き終えてから、クロッキーとモデルを1枚の画面に写した。広角レンズをつけ、感性に任せてファインダーをのぞいた。仕上がった写真が、クロッキーでも写真でもない、もう1つ作品になるように心掛けた。

 こうしてできた写真集『会場におけるモデルとクロッキー』は、私のクロッキーを理解する上で、大いに役立つだろう。また、「クロッキーは生きているモデルより魅力的でなければならない」ことを検証する上で、今回の写真集は面白いだろう。

 また、それほど遠くない将来、これらをバーチャルなもの(インターネット)ではなく、実物で展示したい。実物による発表は、また新しい表現であることは言うまでもない。

 また、今回は全員の描き手から、モデルにポーズを指示してもらった。つまり、モデルを取り囲む7人が順に注文を出すのである。初めてモデルに指示する人は緊張したと思うが、私は大きな責任から解放され、とても気楽に描いたり撮影したりすることができた。その一方、モデル自身がもっている固有の流れそのものを大切にする描き手にとっては、今回の試みは苦しかったと思う。どうも、すみません。

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