クロッキーF美術館コレクション vol.2008 mar 13 (man & waman)

28 croquis (420 x 297, thin paper)
9 photographs

画 材: 鉛筆(カステルB5)など、A3上質紙
時 間: 3分固定
撮影機材: フジS5Pro、18-200、500Wフラッド
モデル: アキト(男性)、かや(女性)

note
 今日のクロッキー会は、前半90分が男性、後半2時間が女性だった。平日にもかかわらず、たくさんの人が参集する会となり、これを機会に男性モデルの需要が出てくることを期待している。

 男性モデルでは撮影も行なったが、初対面なのに素晴らしい仕上がりになった。モデルの良く鍛えられた肉体が健全な精神に支えられていたからであろう。クロッキーも大変面白かった。筋肉は、脱力した時と力を入れた時の形態と位置が大きく変化した。とくに張りのある筋肉は、日々のトレーニングを積んだ男性モデルでしか得ることができない。個人的には、下肢、および、臀部と胸筋の違いを楽しんだ。全体のポーズもさることながら、書き込みたく細部が非常にたくさんあった。

 女性モデルになると、モデルを中心とする空気が一変した。私は男性モデルに慣れたきたところだったので、戸惑うかと思ったが、女性を描き慣れているので素早く対応できた。細部に捕われることなく描きすすめることができたと思う。また、無意識レベルで男性との違いを楽しみ、それを表現していたよう感じた。流れるような肢体や表情が大切だと感じた。

 今回の試みは、私にとって大きな収穫であり、クロッキーの質を向上させる上で非常に有効だった。さらに、写真とクロッキーの共通点、男女の共通点を模索する好機になった。今回のような試みをできる限り続けたい。今回の男性モデルの写真とクロッキーを比較すると、写真の方が魅力的だ。しばらく男性モデルを書き込む必要がある。

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