クロッキーF美術館コレクション vol.2008 mar 17 (man)

13 croquis (420 x 297, pencil)
14 photographs

写真は一部修正してあります

画 材: 鉛筆(カステルB5)など、A3上質紙
時 間: 3分固定
撮影機材: フジS5Pro、18-200、500Wフラッド
モデル: アキト(男性)、
fluona(女性)

note
 前回に引き続き、前半90分を男性モデル『アキト』、後半120分を女性モデル『』にお願いした。時間は、全て1ポーズ3分で行った。
 さて、前半の初めは、モデルのエネルギーを十分に受け止めることができなかったが、次第に写真やクロッキーで表現できるようになってきた。前回と同じポーズもいくつかリクエストしておいたので、それらについては、より正確に表現できるようになったと思う。できるだけ早いうちに、繰り返し同じポーズで精度を上げたい。写真と比較すると、その表現力の甘さは歴然としている。5分〜20分の長時間クロッキーも行い、さらに細部を描き込みたい。とにかく女性よりも筋肉の情報量が多い。
 
 写真について分かったことは、僅かな腕のひねりによって筋肉が大きく表情を変えることだ。まったく当然のことだけれど、毎日鍛えられているアキトさんだからこそ明確になることだと思う。三脚でカメラを固定し、モデルの肢体の部分を少しずつ捻りながら連続撮影したい。このとき、ライティングも変化させることで、単なる解剖学的な写真を超えた定点撮影にすることも可能だろう。私に、このような撮影意欲を湧かせてくれるのは、彼の肉体を支える健全で崇高な精神によるものであろう。

 後半の女性モデルは、体調不良にもかかわらず豊かな表現をしてくれた。実は、私自身もクエン酸5gを服用するほどの不調だったが、男性モデル後に感じる女性を超えた表現力は見事だった。

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