クロッキーF美術館コレクション vol.2009 Feb 22

11 pictures
A3 (420 x 297, thin paper)

画 材: 鉛筆、A3上質紙
時 間: 指定時間固定(1時間)
モデル: ヴァリー

note
 いつもとは違う光線の中で、茶色の色鉛筆を持って描き始めた。しかし、疲れていたので弱い線を何本かひくいて、「もうダメだ」と感じた。/ 光線をいつものように戻し、いつもの鉛筆で描いたが自分をコントロールできなかった。/ 再び色鉛筆を使って、気ままに描き始めた。今日のような日にしかできないこともあるだろう、と信じるしかなかった。力のない未完成のようなクロッキーを数枚描いた。

 左手に12色を握りしめると、自分が感じた引き抜いて描いた。力強い線がかけるようになってきた。不思議なことに、後から同じ部分を描き足そうとする時、同じ色を選んでいた。(一部分を集中的に描く時は、何度も色鉛筆を取り替えた)/ 画面を統一するような色が現われて来た。黒、青、赤など。/ 色面を意識することはなかった。

 春の花を感じるように桃色が効果的に現われてきた。萌え生づる緑。黄緑や黄は、光として感じていたようだ。

 茶色の鉛筆が折れた。筆圧が高くなって来て証拠だ。必要以上に力が入っているけれど、これで鉛筆の可能性を十分に引き出すことができるようになった気がする。

 後ろからのポーズは、骨盤のでっぱった所を描いているうちに目のようになったので、面白く仕上げてみた。/ 途中で1枚だけ捨てたが、いつのタイミングだったか忘れてしまった。/ 最後の作品は、今日の集大成となるだろう。

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