クロッキーF美術館コレクション vol.2009 Mar 9

13 pictures
A3 (420 x 297, thin paper)

画 材: 鉛筆、A3上質紙
時 間: 指定時間固定(90分)
モデル: ヴァリー

note
 日中の仕事の影響で、クロッキーの世界に入り込むことができなかった。旨くいきそうになっても、するりと抜け落ちていく自分を何度も感じた。それでも何度も挑戦したのは、チャレンジしなければ何も生まれないからだ。

 満足な結果は十分な準備から生まれる。したがって、準備できないなら、すぱっと本番を諦める覚悟をしなければならない。さもなければ、1発で決めれるほどの気力の充実が必要だ。ただ、気力も準備しなければならないとなると、疲れ切った状態はダメだ。何をしても不完全になる。それでも私は悪あがきをしたり、何度失敗してもそれを忘れる。

 同じ失敗はない、と信じよう。前の失敗とは時間が違う、という事実に着目しよう。もし同じ失敗になるとすれば、それはそれで哲学的な失敗を発見できる事実となるから、その事実を積み上げることも面白い。

 失敗や不十分な結果を予測して何もしなくなった時、私は死体となる。本当に何もできないなら、希望を持って屍体となり、次のチャンスに再生すれば良い。

クロッキーを終えて4日後に記す

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