note
スピードの変化だけでなく、しっかり描くように心掛けた。
さて、今日はその他にBGMを使う実験を行ない、2つのことを発見した。1つは楽曲の固有の速さやリズムに負けないように頑張る自分がいることである。つまり、アダージョならそれ以上に、プレストならそれ以上の速さで描画しようする自分がいた。もう1つは、曲想に関することで、これも同じようにアマービレならそれ以上に、グランディオーソならそれ以上の表情を描き込もうとする自分がいた。
これらに共通することは、私とBGMは勝負する関係にあることであり、それは私がモデルとシンクロしようとしていることとは相反する。したがって、モデルがBGMと無関係な場合は通常のクロッキーとほぼ同じような活動になるが、モデルがBGMに没入している場合は、その音楽を基礎とする新しい結晶が生まれる。
それから、クロッキー後の撮影で組写真『参号機』が完成した。撮影時間はおよそ1時間、撮影枚数はおよそ2500枚、選別作業時間はおよそ7時間だった。