note
第5回ナゴヤ路樹絵に参加させて頂いた。男性モデルMasayaは2回目で、彼の特徴のいくつかは覚えていたが、静謐な深い表情の表現は難しかった。顔については目と眉と額の位置関係が重要だと思うが、それより僕自身に欠けている内面を毎日の生活の中で勉強しなければいけない。女性モデル葵は初めてで、皮ジャンを使ったポーズでは皮の表現に手こずったが、プロポーションは1ポーズ目から迷うことなく把握できた。
さて、今回は会場に入るのが遅れたので、他の人よりも少し後ろの位置に座り、他の描き手さんの邪魔にならないようした。モデルとの距離は大きかったが多くのポーズで彼らが発するエネルギーを十分に感じ、満足する作品を描くことができた。その反面、私の位置からモデルの力を受け取り難い場合は、全く面白くないものになってしまった。逆向きのエネルギーを追いかけるには遠すぎる位置だった。
ダブルポーズは、2人がほとんど同じように見えた。もちろん、描く時にはどちらかに重点を置くことになるが、ほぼ等価に描きすすめることができたのは不思議な体験だった。