クロッキーF美術館コレクション vol.2009 Dec 20

17 pictures
A3 (420 x 297, thin paper)

画 材: 鉛筆、A3上質紙
時 間: 5分、7分、8分、10分固定
モデル: Hiro、ヨウコ

note
 第6回ナゴヤ路樹絵に参加させて頂いた。男性モデル・Hiroを描くのは2回目なのに、10年以上前からの知り合いで何度も描いているように感じた。全身から十分なエネルギーを発散し、素晴らしいパフォーマンスを展開してくれた。女性モデル・ヨウコを描くのは初めてだった。彼女は完全に静止することはなかったが、僕はそれが気に入った。なぜなら、会場が満席で遠くに座ったので、モデルの動きによってポーズの意味がよく理解できたからである。

 そうそう、私はまるで望遠鏡で覗いているような気分で描いた。モデルとの間に『レンズ』が挟まっているような感覚である。モデルとの距離は自在に縮められるが、あまりに遠いとモデルのダイレクトな息遣いや肉体の緊張感を感じられないからである。したがって、描き手はこれまでの経験にしたがって、エネルギーの量や方向を推測しながら描くことになる。

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