クロッキーF美術館>美術館コレクション>2012

クロッキーF美術館コレクション vol.2012 Apr 25-1

9 croquis
(420 x 297, pencil)
3 photographs

画 材: 鉛筆、A3上質紙
時 間: 3分*6、7分*3、5分+3分*3
モデル: かっちゃん
照 明: 500W(4000K)
撮影機材:ニコンD700、24-120(f4)

note
 かっちゃんを描かせて頂いたのは2回目です。前回は2010年9月2日でしたが、その時と同じようにフレンドリーな会になったと思います。かっちゃんは緊張されていたそうですが、前回よりもポーズがしっかりしていたように思います。時間は3分を中心にする予定でしたが、2セット目は7分にしました。男性は女性よりポイントが多いので、少し長めの方が良いと思ったからです。


上:ポーズ中のかっちゃん

 二次会での話を1つ紹介します。男性と女性それぞれの特徴を忘れていた! という発言が飛び出しました。私も男女の違いよりモデルの内面そのものを追求するタイプですが、今回は男性モデルと女性モデルの違いがはっきり意識できたそうです。男性は筋骨がしっかりし、女性は丸みがある、ということです。


上:ハトロン紙に墨でクロッキーするみーちゃん(1枚目のポーズ)

 人物画について考えてみます。

 あるモデルを描くために、あるポーズが必要だとします。立ちポーズ、座りポーズ、何でもよいでしょう。手を挙げていても腕を組んでいてもいいでしょう。そのポーズが何かを表現するはずです。表現する内容は、第1段階として作家に委ねられます。いわゆるモデル不在の作品づくりです。

 第2段階は、モデルの個性がそこに入ります。性別は個性の1つですから、男女を描きわけることは、この第2段階にあてはまるのだと思います。その延長線上に、もう1度モデルのポーズを配置することができます。

 第3段階は、作家とモデルの融合です。私がクロッキーFで追求しているものです。これは人物画という分類にはならないのではないかと思います。だから、自分でFという名称をつくったのです。

↑ TOP


Copyright(c) 2012 All rights reserved.