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クロッキーF美術館コレクション vol.2012 Dec 11

19 croquis
(420 x 297, pencil)

画 材: 鉛筆、A3上質紙
時 間: 5分、4分、3分、2分+5分
モデル: Mam

note
 今日は1ポーズの時間をだんだん短くしていきました。5分、4分、3分、2分の順です。これは良くある方法ですが、私は逆にだんだん長くする方法を好みます。クロッキーに慣れてくると短時間の方が簡単になるので、短時間で描く感覚を継続させることに興味があるからです。

 冒頭の5分4ポーズのうち、3ポーズは調子が出ませんでしたが、最終ポーズで勢いが出ました。それから、4分、3分、2分と時間を短くし、2分10ポーズの後に連続して5分2ポーズを行いました。最後の2ポーズを楽しみにしていました。

 結果はご覧の通りですが、現場は時間を感じない不思議なクロッキー会でした。いつもは描画時間を意識して正確に描くのですが、当日は違いました。モデルさんの雰囲気がそうさせたのでしょう。感じることはいろいろあっても、特別な意識や作意をしない自然な時間を過ごすことができました。

 なお、最後の作品のプロポーションはかなり狂っていますが、私は気に入っています。どうしようかなと迷いつつも好き勝手に描き続けたからです。本当はもっともっと迷いながら描き続けたかったものです。

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