館長から一言
堤さんは古い絵描き仲間の１人で、初めてお会いしたのは30年ほど前のことです。そこは毎週日曜日、中日ビル４階で開催されるクロッキー教室だったと思います。イーゼルを立て、大きな目でモデルを凝視しながら力強い１本線で仕上げていく画家がいました。そのスタイルは、今でも変わらない堤さん独自の表現であると思います。今回は生活の拠点を地元に移されるということで、クロッキーＦ美術館ギャラリーで個展を開催して頂けることになりました。実は、ここを貸しギャラリーとしてご利用して頂くことは初めてです。堤さんには美術以外のことでも、テニスを勧めて頂いたり名古屋大学の職員や教授の方々をご紹介頂いたりするなどお世話になっているので、頭が下がるばかりです。
当館ギャラリーは歩み始めたばかりですが、堤 守政（つつみ もりまさ）デッサン・クロッキー展にご来場頂ければ幸いです。なお、会期中、堤さんは昼食や短時間の休息をのぞきギャラリーにいらっしゃると思います。是非、ご来場ください。