このプログラムは、9つの段階(全48回)で構成されています。第1段階『鉛筆を使った基本練習』は初心者を対象にしていますが、最終段階9『時間をコントロールする』は、クロッキーという行為そのものに新しい価値を与えます。その間の各段階(ステップ)は、何10年もクロッキーを続けている人にも新しい発見があるように工夫されていますので、自分のスタイルに行き詰まりを感じたり、新鮮な刺激が欲しい方はご参加下さい。(それでも初めの数回は簡単すぎるかも知れませんが、、、) なお、この講座は、プログラムよりも『参加者とモデルを優先』させますので、若干変更される可能性があります。ご了承下さい。 |
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1 鉛筆を使った基本トレーニング | ||
1 | 鉛筆の先端に集中する | 車のタイヤのように重要です |
2 | 豊かな中間色を表現する | 最高と最少は誰でもできる |
3 | タッチの可能性を探る | 粒子の状態を観察しよう |
4 | 紙(支持体)を変える | どこに、どのように、どれだけ定着するか |
5 | 動かす関節を意識する | 動かさない関節もある |
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2 立体を平面に描く 3次元を2次元にする方法 | ||
1 | 立方体(サイコロ)の描く | 簡単な1点透視図法 |
2 | 4つの消失点を持った直方体 | 自分の目の高さを決定する |
3 | 光の方向と強さを表現する | 空気遠近法 |
4 | 近くにある物体(台)からの反射光 | 物体と物体の関係 |
5 | 円錐、球、コップを描く | 左右の目で回り込んだ面を描く |
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参考 自然科学のスケッチの技法(絶対を目指して) | ||
1 | 花を科学的にスケッチする | 線と点だけで描く2つの約束 |
2 | 季節の花束をスケッチする | あなたは何を見たか |
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3 ヒトの顔を描く | ||
1 | 基本的なバランスを持った顔を描く | 基準があれば簡単に描ける |
2 | 魅力的な目を描く | 最も大切なもの |
3 | 印象的な毛を描く | 最高のアクセサリー |
4 | 口と歯を描く | 感情を表す口 |
5 | 鼻と耳を描く | 顔の方向を決定する耳、鼻 |
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4 ヒトの肢体を描く | ||
1 | 指の先端部を正面から描く | 意外な形に慣れる |
2 | 手の甲と手の平を描 | 表面を超えた複雑な皮膚 |
3 | 足と脚を描く | |
4 | 胴体を描く | |
5 | 骨を意識して重要な筋肉を描く | |
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重要 自分の顔と手を描く | ||
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5 モデルを使った基本練習 | ||
1 | 画面いっぱいに、どっしりと描く | |
2 | 大きな動きや塊を捉える | |
3 | ポイントからポイントへ、と描く | いわるゆるベテランらしいクロッキー |
4 | どの部分も同じように描く | 顔、頭、手、指、足などを意識しない |
5 | 同じことは繰り返さない | 線の表情を豊かにする |
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6 モデルを使ってステップアップする | ||
1 | 部分で全体をイメージさせる | 想像力をかき立てる表現 |
2 | 内部の線だけで描く | 内から外へ広がる線 |
3 | 背景の形を意識する | 印象的なシルエット(形) |
4 | 墨で描く | 筆を使って、線と面に敏感になる |
5 | 水で墨の粒子を操る | 無限の色(光)を感じさせる表現 |
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7 色の世界に挑戦する | ||
1 | 光の3原色と色の3原色 | 光の物理学 |
2 | 美しい灰色を楽しむ | 灰色を操る色のマジシャンになろう |
3 | 水彩絵の具で描く | |
4 | 単色で色の世界を表現する | |
5 | 好奇心旺盛に、色々な画材を試す | 意外性のあるものから新素材まで |
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8 言語を平面上に表現する ─抽象の世界─ | ||
1 | 物体を表す言葉を描く | 経験や心理を読み取る |
2 | 感情(人に対する)を描く | 本質をとらえる(抽象)ための第1歩 |
3 | 目に頼らない感覚、複雑な感情を描く | |
4 | モデルから感じたことを言語にしてから、描く | |
5 | 無意識を描く | 完全なる抽象画 |
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9 1ポーズの時間を認識する ─ようこそクロッキーFの世界に─ | ||
1 | 10分、20分間で描く | 正確さが求められる時間 |
2 | 5分、4分、3分、2分、1分で描く | 時間によるモデルの質の変化 |
3 | 3分間で描く | ようこそ、クロッキーFの世界に! |
4 | 2分間で描く | 結果を捨てた、クロッキーFの世界 |
5 | 1分間で描く | 意外性のあるものから新素材まで |
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出版社 企画担当の方へ
クロッキーFは、上記『クロッキー講座』の出版を計画しています。内容や構成は、プロの美術教師経験者が人物クロッキーのために入念に計画したものなので、大きな問題点はないと思います(HPには掲載しておりませんが毎時間500-4000字のオリジナル指導計画書(含:撮影計画)があります)。しかし、美術界を取り巻く厳しい現状、優れた多くの書籍が出版されていることから、ねらいを十分に絞らなければ企画化されないと思いますので、私達の特徴を紹介させて頂きます。
(1)人物クロッキー(nude )専門に行っていること
(2)1997年に開設したHP『クロッキーF美術館』は約100件/日のアクセスがあること
(3)当会には無所属、無名の作家が多数所属していること
(4)専門の美術教育を受けたことがない高校生以上をターゲットにして、抵抗感が少なく、途中で挫折することなく独学できる学習プログラムの編纂するため、受講生の声を十分に取り入れてたクロッキー講座(上記)を2008年8月から実践するが、その中心となる指導者は、すでに書籍4冊を全国に企画出版した実績があること
(5)実践の記録写真は『クロッキーF美術館』のnude photographを撮影している方に依頼するので、写真だけでも勝負できるだけ個性と技術を持っていること ※撮影する内容は、さまざまな角度から見たモデルと描き手、および、その作品を中心に考えていますが、その他に、制作の様子やニコン顕微鏡を使った顔料の定着状態も撮影する予定です。モデルは25歳まで男女、描き手はクロッキーFのメンバーで、画像の掲載許可を得てから撮影します。
(6)第8章『言語を平面上に表現する─抽象の世界─』で、モデルと描き手の両者の内面に踏み込み、『心』を言語と非言語で表現、比較すること
(7)第9章『1ポーズの時間を認識する─ようこそクロッキーFの世界に─』で、クロッキー中における覚醒(croquisFと名付ける)を目ざした学習を行うが、覚醒に至る方法を体系的に指導したものは世界的に数が少ないこと。なお、その理論の一部は、hiro.F の手法としてHPに紹介されている
(8)覚醒は現代社会が生んだ『心の病』を癒す効果があるので、医学や哲学分野からのアプローチも可能であること
(9)覚醒については、日本よりも欧米諸国の人々が興味関心を持っていること
もし、この企画に興味がありましたら、係までご連絡下さい。貴社の企画に合わせて講座の内容を再検討し、実践、撮影、執筆させて頂きます。今回の講座の第1目標は、質の高い実践と資料収集(アイデア、写真)なので、慌ててはおりません。私たちのオリジナリティーは最優先ですが、時代と貴社のニーズに合わせ、最終的には広く一般の人々までに浸透するような活動をしたいと考えております。