このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録 2年(2017年度)です

第31-1時
復習6-1 物質の分類

     2017 7 11(火)、12(水)、18(火)
     各教室

はじめに
 注意深い人は、このページの通し番号がいつもと違うことに気づかれたと思います。今日は新しい学習プリントを使わず、これまでのプリントを使った復習です。元素周期表の小テスト、物質の分類、no.1からno.6までの概観と記入漏れチェックなどです。また、前の時間を織り交ぜて学習したクラスもありました。

 そして何より今日は、うれしい夏休み前の最後の理科の授業です。


上:本日の板書


本時の目標
・元素周期表を覚えているか確認する
・私たちの宇宙は小さな原子によって説明できることを確認する
純物質は単体と化合物に分けられることを復習する
・物質は純物質と混合物に分けられることを理解する

準 備
生 徒 教 師
  • 教科書
  • 理科便覧
  • 本日の学習プリント  1枚/人
  • チョーク       1本

始業前
 
子どもたちは始業前に今日のプリントをもらう習慣がついているので、以下の指示を出します。
 「今日のプリントはありません。前の時間に使ったプリントを出してください。実習6『分子』のプリントです。理科番号は31、そのプリントの右側半分を学習します。つまり、化学6を準備しておいてください。今日はその表を学習したらおしまいです」

授業の流れ
(1) 本日の紹介 (1分)
 夏休み前、最後の理科をしっかり楽しむことが目的であることを紹介します。それは化学の基礎ともいえる原子レベルでの『物質の分類』を楽しむことです。ポイントは新しい語句や物質ではなく、これまでに学習してきた物質を体系づけることです。

(2) 混合物と純物質にわける (24分)
 
下図は、物質を混合物と純物質にわけた板書です。


上:物質を混合物と純物質にわけた板書

 この縦4列の表は、混合物と純物質に分けられてから、それぞれがさらに2つに分けらます。

 混合物とは2種類以上の純物質が混ざっている物質で、混ざり方によってさらに2つに分類できます。それらは、ろ過・蒸留・再結晶などによって純物質にわけることができます。また、前ページ『分子』では純物質=物質として学習してきましたが、混合物の存在を知ることで純物質の意味が明らかになります。ただし、授業展開としては、はじめに純物質を復習してから、混合物に進む方が自然です。

 「(上図の表の枠線を書いてから)今日は物質の分類について学習します。物質の分類方法はたくさんありますが、福地先生スペシャルを紹介しましょう。これは中学生のみなさんがテストで困らないようにするだけでなく、身の回りにあるすべての物質を簡単に分類できる方法です。物質を4つに分けます。では、分類を始めましょう」

(2-1) 純物質の例
 
(左に混合物、右に純物質と書いてから)今日は表の右から左へ進んでいきます。純物質は、実は前の時間に学習したもので、アレとアレに分けられます。さて、アレとアレとは何ですか? ・・・そうですね、アレとアレです。あれっ、わからない顔をしている人がいます! ・・・1つは1種類の原子からできている物質、もう1つは2種類以上の原子からできている物質です。・・・ 思い出せない人は、プリントの左ページを見なさい。答が書いてあります。大丈夫ですか?! 答は単体と化合物です」

 「(右端に単体と書いてから)では、単体の例を挙げてください。・・・金、その通りです。金の仲間として、すべての金属は単体なので、@は金属としてまとめます。金属以外の単体は? ・・・水素、酸素、その通りです。前回学習したようにすべての気体は単体と考えてよいでしょう。これをAに書いておきます。Bは金属の中でも、原子1つで単体となる気体ですが、・・・ヘリウム、ネオン、その通りです。こられは1つの原子で分子となるので1つの原子分子、すなわち、単原子分子といいますが、この言葉は覚えなくよいようです。中学生のみなさんは、AとBをあわせて分子、として覚えてください」

 「単体の左となりに化合物と書いてから)つぎに、化合物の例を挙げてください。・・・ステンレス! その通りですが、いきなりステンレスですか。ステンレスはまだ授業で教えていませんが、鉄とクロムという金属を結合させてつくった合金です。合金とは、2種類以上の金属を結合させて、新しい特徴をもたせたものです。ステンレスは台所によく使われている金属で、錆びにくくていつままでピカピカに光っている性質があります。それは鉄でもクロムでもない、全く別の合金ステンレスです。先生が子どもの頃は超合金ナントかというロボットが戦闘を繰り返していましたが、・・・(中略)・・・」

(2-2) 混合物の例
 ポイントは、さらっと仕上げることです。混合物を『均一に混合しているもの』と『不均一に混合しているもの』にわけ、それぞれの例を挙げさせますが、合計5分までにしましょう。

(3) 教科書を読んだり問題集を解いたりする(20分)
 
1学期で学習した化学分野の教科書をパラパラ見たり、問題集を解いたりしました。


上:黒板右半分に残された授業後半のメモ書き

(4) 本日の考察とまとめ (5分)
 最後の5分は、生徒各自で自由にまとめさせます。


◎ 生徒の学習プリント

上:Aさんの学習プリント(クリックすると拡大)


 ※右の物質の分類(混合物と化合物)は次時におこなったものです


上:Bさんの学習プリント(クリックすると拡大)
 ※右の物質の分類(混合物と化合物)は次時におこなったものです


授業を終えて
 夏休みを直前に迎え、楽しい気分で学習することができました。2学期になれば暑さに体が慣れてきているので、30℃越えの理科室でも耐えられるようになっているはずです。これまでできなっかた化学実験を連続して行う予定です。


上:あるクラスの板書(さらに1時間ゆとりがあったので、元素周期表小テスト・大気中の気体&物質の分類の復習をおこなった)

関連ページ
単体と化合物(2年、2003年)

実践ビジュアル教科書『中学理科の化学

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