このページは、Mr.Taka による中学校理科の授業記録 化学 です。

溶液とは

あなたは、非水溶液という液体があること知っていますか?
私はつい最近まで知りませんでした。

例えば、油がエタノールに溶けているものは非水溶液です。

油とエタノール 

 非水溶液(お互いに溶けあっているけど、、、)
油と水 

 溶液にならない(溶けない)、分離する
水とエタノール 

 水溶液
水とエタノール 

 エタノール溶液(非水溶液)
※ エタノールが水よりも多い場合
水と食塩 

 水溶液



よ う え き
溶 液

・ 2種類以上の均一な物質からなる液体
・ 透 明
 (ただし、無色とは限らない)

溶液溶質(固体、液体、気体)溶媒(液体)
溶質も液体の場合は、量が大きい物質が溶媒となる

よ う し つ
溶 質
溶液に溶けている固体、液体、気体
.

よ う ば い
溶 媒
溶質を溶かしている液体
.



水以外の
液 体
 ある物質を水に溶かして水溶液にしたとき、それは酸性・中性・アルカリ性の3つに分類できます。その分類・定義方法は、化学の歴史とともに変化してきましたが、現在、一般的に使われるのは「ルイスの定義(後述)、小中学生のレベルでは「アレニウスの定義(後述)です。また、塩基とアルカリの違いについては、次のように考えると分りやすいと思います。まず、物質を酸と塩基に分類する。そして、塩基を水に溶かすとアルカリ性になる。




水溶液



非水溶液


酸 性


中 性

塩 基
アルカリ性
.

歴史が古く安定

物質を酸・塩基に分類する場合に使う

語源

電解質

非電解質


塩酸、酢酸、炭酸飲料水、レモン、ビタミンC、クエン酸、ほどんどの食品

食塩水



砂糖水、アルコール水


アンモニア水、水酸化ナトリウム水、石鹸水、核酸(DNA)、血液、灰の水


定義1: ルイス
(もっとも一般的)
電子対を受取る物質

定義2: アレニウス
(水に溶けた場合に限定)
水素イオンを放出する物質

定義3: ブレンステッド・ローリー
(水素を持つあらゆる物質に適用)
水素イオンを放出する物質
(水は、酸にも塩基にもなる)

定義1: ルイス
(もっとも一般的)
電子対を放出する物質

定義2: アレニウス
(水に溶けた場合に限定)
水酸化物イオンを放出する物質

定義3: ブレンステッド・ローリー
(水素を持つあらゆる物質に適用)
水素イオンを受取る物質
(水は、酸にも塩基にもなる)


定義

酸っぱい味
金属を溶かして水素を発生する
BTBを黄にする
リトマス紙を赤にする

苦い味
ぬるぬるする
BTBを青にする
リトマス紙を青にする


性質
◎ リトマス紙の作り方
1 リトマスゴケ(植物)から色素を採取する
2 色素をアルコールに溶かす
3 少量のアンモニア水を加えて青くする
4 少量の塩酸を加えて赤くする
5 3と4を、ろ紙に染み込ませて乾かす


2 溶液の濃度

質量パーセント濃度
(%)

モル濃度
(mol/l)

溶液に含まれる
溶質の質量の割り合い

溶液1lあたりに含まれる
溶質の物質量(mol)の割り合い
溶質の質量(g)
―――――――――
溶液の質量(g)
溶質の物質量(mol)
―――――――――
溶液の体積(l)

固体を速く水に溶かす方法
1 かき混ぜる
2 固体を小さくする
3 温かくする

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