クロッキー F
美術館

チャリティークロッキー会(2011年春)の
義援金について

 ご報告です。

 2011年8月16日(火)、宮城県美術館教育普及部部長さんに現金4万円を手渡してきました。みなさんからお預かりした義援金です。このお金はその後、震災で中断していた『市民のクロッキー』の代表者Mさんに手渡されました。ふー、ほっと一安心。それが私の正直な気持ちです。

 さて、チャリティーの計画では日本赤十字社を通す予定でしたが、私の独断で現地の人へ直接、現金を渡すことにしました。これは義援金が届いていないという噂から判断したことですが、現地の人と話して、現実は噂通りであることがわかりました。

 義援金を渡す相手を選定する作業は大変でしたが、それにあたって考えたことは次のとおりです。
1 芸術に関わっている被災者
 (できれば、クロッキーをしていてる方)
2 子どもよりも大人
 (できれば高齢者)

 今回の件で学んだことは、次のとおりです。
1 義援金は、その目的を達成させなければいけないこと。
2 お金は直接渡さなければいけないこと。
3 お金によって、人は社会的につながること。

 そして、
 東北と名古屋が少しだけ近くなったように思います。宮城県には定期的にクロッキーを行なう場所が少ないことがわかり、東北6県にある唯一のモデル事務所の社長さん、宮城県美術館教育普及部のSさんや市民のクロッキー会のMさんとお話できたました。これを機会に、少しずつ交流ができていけば良いと思います。

 最後に、被災者のみなさん、がんばってください。
 芸術を愛する者として互いに切磋琢磨していきましょう。


上:義援金4万円を宮城県美術館教育普及部部長に手渡す
2011年8月16日


館長による写真展(個展)開催のお知らせ 

がんばろう日本!
―東日本大震災から5ヶ月後の東北を巡る旅―

内 容  夏休み24日間(7月28日〜8月20日)で東北6県を巡ります。まず、仙台から青森まで津波被害が大きかった海岸線を北上し、その後、仙台から福島県相馬市の放射線警戒区域20kmボーダーラインまで南下します。旅の途中、7月29日の新潟県三条市の五十嵐川の洪水現場、女川原子力発電所、六ヶ所村、松川地熱発電所、および、鍾乳洞やリアス式海岸など地学関係の観光地を訪問します。
 以上をカラー写真約70点で構成します。なお、写真展の動機は震災観光ですが、撮影を続けるために膨大なエネルギーを使いました。海岸部には観光客のための宿泊施設がなく、野宿(6夜)したりスナック菓子を夕食にしたりしました。鑑賞者のみなさんも同じような気持になり、メッセージを発信したくなのではないか、と思います。
日 時 8月30日(火)〜9月4日(日) 館長がいる時間
 30日(火)9時半〜19時  (16時半〜19時)
 31日(水)15時〜19時  (不在、18時50分からクロッキーF)
  1日(木)16時半〜19時 (16時半〜19時)
  2日(金)9時半〜19時  (16時半〜19時)
  3日(土)9時半〜19時  (終 日)
  4日(日)9時半〜17時  (終 日)
場 所 市民ギャラリー矢田、第6展示室
 ・地下鉄『ナゴヤドーム』から徒歩3分
 ・東区大幸南1-1-10カルポート東3階
 ・052-719-0430
その他

1 鑑賞者が気になる写真について、自分の考えやメッセージを発信できるようにします。『付せん』に書き、写真の下に貼ってもらいます。その後、HPなどで一般公開することも予定しています。

2 本展の後、「日本ががんばるための企画をする人」の一助になるように写真を無償で貸し出します。そのための援助金(義援金ではない)箱を設置します。

3 義援金箱を設置します。集まったお金は、宮城県塩竈市を拠点にして被災地の文化振興を精力的に行っている『ビルド・フルーガス』代表の高田綾さんにお渡しします。現金で送り、直接役立ててもらいます。

4 持参したガイガーカウンターで実際の放射線量を測定しながら車で走行した(4330km)様子の一部をビデオで紹介する準備もしています。HPで公開する予定。

どうぞ、お時間がある方は足をお運びください。
また、受付などのお手伝いをして頂けるボランティアも募集しています。

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