結びにかえて
シャルルドゴール空港にて
私の中で世界が小さくなったことを感じる。窓の外にいる飛行機
に乗れば韓国に着く。そして名古屋に乗り継ぐ
また、アフリカに戻ることもできる。面倒な手続き、否、金さえ
あれば楽な方法で何処へでも行ける
しかし、独り言したいのは時間感覚や空間認識ではない
これまでは短時間の飛行の後、
やあ、ついたよ
はろー
って感激して、人々と出会い会話し、
同じ人間だなあ
なんて感想をもっともらしく言ってたけど、同じじゃないぞ!
アフリカに住む多くの人は飛行機で移動できない
想像は難しい
明らかに違う世界に住んでいる
同じ人間ではない
現実は違う
そう! 大切なのは空想すること
イメージすること
私は今、有る一定の時間さえあれば世界中どのにでも行き、そこを
歩いている自分を想定することができる。心と心で触れ合ったり共
感することができる
そして、心の響合い、笑い、嫉妬、怒り、五月蝿い、我慢、駆け引き、
などの感情のイメージしよう
ほら、あそこで割り込みしている奴! 彼は彼の世界
地球には、私の世界を全く知らない、想像できない人達が住んでいる
逆に、私が想像できない世界に生きる人達がいる
アフリカのみならず、
全ての国に固有の価値観を持った人々が生き
1人ひとり全員が、違う人間であること
違う世界とイメージを持っていること
それをイメージすること
それができるようになった
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(以下余白)