美術モデル・インタビュー
蟷螂娘 (かまきりむすめ)
取材日:2010年3月31日17:30〜18:20
クロッキーゼミ開始時間になっても誰も来ないので
モデルインタビューをお願いしました。
彼女が手にしているのは
敬愛する荒木飛呂彦先生の本です。
幸せそうな顔が印象的でした。
(東生涯学習センター美術室にて)
|
性別、年齢 |
女性
とりあえず、不明ということでお願いします |
星座、血液型 |
天秤座、B型 |
モデル歴 |
6年です。6年前の夏頃にモデルを始めました。 |
モデルになった
きっかけ |
街を歩いていて、女性にいきなり「モデルしない?」とスカウトされました。その時は、上から下まで眺められたあげく、「服着ていても分るけれど」と言われて、とりあえずメアド(メールアドレス)を交換しました。彼女とは再び会うことはなく、メールで「来週、どこそこへ行って」連絡されました。お金、彼女にキックバックする金額と振り込み口座も教えてもらいました。 |
初めてモデルになった日 |
不安だったので、友達についてきてもらいました。時間と場所は、夕方の某美術館です。美術館だからエロ目的ではないと思いましたが、それより、「本当に人が来るのだろうか? 担がれているのいるのかなあ?」と思っていました。
そこには先生と生徒10人ぐらいがいて、美術館の一室に移動してモデルをしました。指示通り動いていたら終りました。アガッていたので、詳しいことはよく覚えていません。後から思うと、彼女は自分の仕事を私にまわしてくれたのだと思います。 |
印象的な体験 |
画家さんのろころへアトリエ入りして、開口一番「前会った時より500g増えている」とスバリ当てられたことです。 |
変わった人 |
ひたすら足の裏だけを描いている画家がいました。私は靴下だけを脱ぎましたが、3時間、個人でです。40代のプロの画家でした。仕事か趣味か足フェチかわかりませんでした。本当のことは、真剣に描いていたので聞けませんでした。 |
モデルとしての売り |
不可解なポージングとアングラな印象でしょうね。 |
自分を動物に例えると |
カマキリ |
プロとして
意識していること |
絶対に遅刻しないように、30分前には現地入りしています。 |
辛いこと |
日々の時間が不規則なことです。体力がないので、1日仕事をすると、少なくとも1日は休養が必要なのです。 |
良かったこと |
精神的に歳をとらなくなりました。 |
将来の夢 |
漫画家になるか、結婚すること。 |
作家へのメッセージ |
芸術は幅広いから、自分の好み以外にもたくさんあるので、広い視野で見て欲しいです。フッキー(館長F)には絵にしろ写真しろ、止まった時間を上手く切りとって欲しいです。次はないから、同じ写真は2度と撮れないから。 |
未来のモデル
へのメッセージ |
思うほど、怖くない。 |
|
|
かまきりむすめ の しゃしんしゅう
蟷螂娘の写真集

常世の星食
11点、SEP.2004 |

未必の罠
10点、OCT.2004 |

和製生き人形
10点、OCT.2004 |

魅せても刄
10点、OCT.2004 |

童人 観音
9点、JUL.2009 |

いつものビスチェに
9点、JUL.2009 |
|
|
|
価値観を変える体験 |
1 ジョジョ(荒木飛呂彦)という漫画に出会ったこと。見る視点、全てをねじ曲げたような不可解なポージング。
2 鳥肌実に会ったこと。 |
|
|
|
|