このページは中学校2年理科『化学』/takaの授業記録2000です

  実験9 アメ、カルメ焼き
              
 2000 05 12(金)
 友達にもらったから、
 お返ししなくちゃ!!

 家から鍋(おたま)、砂糖、割り
 箸、アルミホイル、つまようじ等
 を持参して張り切っています。

 (右:おたまに砂糖を入れて溶
    かすだけ。だけど、、、)
.


 <<授業内容>>
  アメの作り方は、前時に実演済み
 1 アメ(黄金糖)の作り方
 1) 200mlビーカーに少量の砂糖を入れる
 2) 弱火で加熱する
  ここで、皆さんに質問です
    A 砂糖の溶ける温度は?

     ア 60度C
     イ 100度C
     ウ 180度C
    (答 )→ 
  (解説)→ ただし、固まる温度は違います。また、水には度Cで
        も溶けます
  B 溶かす前に、水を入れた方がいいですか?
   ア イエス
   イ ノー
   ウ 少量入れる

  (答 )→ 
  (理由)→ 水を入れると100度Cで
       温度上昇が止まり、砂糖水
       の状態でストップする。ア
       メにするには、そのまま加
       熱を続け182度Cまでがん
       ばる。

  (右:おたまに砂糖を入れ加熱する)
     弱火の方がよい。写真のは強
     くて、焦げるんじゃないかな
     あ。

.

 3) 溶けた砂糖を、アルミホイルにたらして固める
  ・ アルミホイルがくしゃくしゃだと、あめが取れなくなる
  ・ つまようじを置いておくと、食べやすい
  
  (上:固まった後、ホイルに包んで持ち帰ることもできる)

 2 あめ作り

  焦げた砂糖を撮影するのを忘れ
  てしまったが、そうとう失敗し
  ています。

  バニラエッセンスを入れたり、
  紅茶味にすることもできるけ
  ど、今回はしなかった。

  右写真のようにユニークな形
  を作って自慢する生徒もいる

.

 (左:Bさんのプリント)

 3 カルメ焼き
  教科書に「炭酸水素ナトリウムを卵白で溶かす」とあったので、
  近くのコンビニでたまごを買ってきて用意しておいたが、あまり
  挑戦者がいない。残念な気分。 時間にゆとりがあれば、もっと
  やってみるのだが、、、
  
  (上:ザラメを使ってカルメ焼きに挑戦!)
  

  (上:Cさんの学習プリント)


  授業を終えて
  3年前の実践では、炭酸水素ナトリウムで膨らましておっ、
  うまい!!
  と熱々のカルメ焼きを喰ったものである。
  ※ 実際は炭酸水素ナトリウムをたくさん入れ、しかも、加熱
    したままなので『丸こげ』。苦くて食えたものではない。

  いかにも美味しそうに喰うので生徒はやる気満々になる、が今
  年はやめた。

  代わりに『砂糖を含め、すべての用意を生徒にさせる』ことを
  目的にした。つまり、同じように熱々のカルメ焼きを作るので
  あるが、
  ・ ビーカーは汚いので、鍋を持ってくること
  ・ ガラス棒も同様で、割り箸を持参すること
  ・ 「鍋なら焦げるにくい」
  と解説した。

  これで、全員持参することになる。
  

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(C) 2000 Fukuchi Takahiro