このページは中学校2年理科『化学』/takaの授業記録2000です

  実験10 水の電気分解
              
 2000 05 18(水)

 水を分解しよう!
 何と何になると思います?

 また、どうやって分解するの?
 加熱してもダメです

 (右:実験装置の図)


 <授業の流れ>
 1 水の電気分解について

  1) 電流を流すことによって分解できることを知る
  2) 水素(みずの素)と酸素になることを知る
   
  (上:Aさんの学習プリント)


  3) それぞれの調べ方を確認する
  
 2 実 験
 1) 電流を流しやすくするため
   水100mlに水酸化ナトリウ
   ム20粒を溶かす

  ※ 結構濃くなるので注意。
   皮膚につくと「ぬるぬる」し
   放置すると赤く、痛くなるが
   大量の水で洗えば問題ない

 2) H管に『水』を入れる

 3) 20Vの電圧をかける
  (写真右)

  ※ 気体がたまったくると、そ
   の分だけ水が押し出される。
   これをこぼさないように気を
   つけること。


 4) マイナス極にたまった気体
  を試験管に集め、炎を近づける
 (写真右)
  ※ 1番早くたまった班で、演
   示してみせる。
ひゅっ
   と大きな音を立て、試験管の
   中に光り(炎)が走るが、危
   険はほどんどない
  ※ 試験管を下向きにして、炎
   を近づけるだけ

  5) プラス極の気体を集め、線香を入れるとぽんっと音を立てて
   燃えるはずであるが教科書のようにうまくいかない。主な原因の
   1つに気体の集め方がある。酸素は空気より重いので、試験管を
   逆さにしなければならない。
  
 ◎ 生徒の学習プリント
   


 <授業を終えて>
   水素の爆発で大いに盛り上がる楽しい実験である。

 <注 意>
  水素の爆発実験は、楽しいが発生装置に直接点火した場合、やや
  危険である。「やや」と表現したのは、授業で用いたH管のゴム
  管が新品なので「やや」なのであり、古い場合は危険なので、そ
  の点についても注意する必要がある。

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(C) 2000 Fukuchi Takahiro