このページは中学校2年理科『化学』/takaの授業記録2000です

  実験11 塩酸の電気分解
              
 2000 05 19(金)

 今日は塩酸を分解します
 何と何になると思います?

 ヒント: プラス極からは、次のよう
 な性質の気体が発生します。
 ・ 水によく溶ける
 ・ うす黄緑色
 ・ プールのにおい

 (右:実験装置のプラス極)


 <授業の流れ>
 1 塩酸の電気分解について

  前時の『水の電気分解』と同じである。むしろ、水酸化ナトリウムを
  溶かす手順がないので簡単である。

   

  (上:Aさんの学習プリント)

  水素: 『爆発』によって調べる(前時と同じ)
  塩素: 上述の通り、次の3点に着目させる
     ・ 非常に良く水に溶ける
      → 炭素棒に発生する量と上にたまる量を比較させる
        これについては机間巡視して指摘させる
     ・ 黄色くなる
     ・ プールの臭いがする
      → 直接嗅ぐと危険である
  
 2 実 験
 
1) 20%の塩酸を準備する
   → 原液を薄めるところを演示する。
    そうすることで、塩酸の危険性を確認する

 2) 塩酸をH管に入れる
 3) 20Vの電圧をかける
 4) マイナス極にたまった気体
  を試験管に集め、炎を近づける
  前時と同じです(写真右)

  ※ 1番早くたまった班で、演
   示してみせる。
ひゅっ
   と大きな音を立て、試験管の
   中に光り(炎)が走るが、危
   険はほどんどない
  ※ 試験管を下向きにして、炎
   を近づけるだけ

 5) プラス極の気体(塩素)に
  ついて調べる。方法は先に述べ
  た通り


 <授業を終えて>
  今日もまた、水素の爆発で大いに盛り上がる。そして何より、前時
 とほとんど同じ内容なので、生徒の理解度が飛躍的にアップする。毎
 回、このようにたっぷりと時間を使って授業をしたいと思う。

  また、授業の最後には、次時の『質量保存の法則の実験』の説明を
 した。そして、ペットボトルとベーキングパウダーを持参するように
 指示した。

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(C) 2000 Fukuchi Takahiro