このページは中学校1年理科『物理』/takaの授業記録2002です

補 足

凸レンズの中心を通る光

熱心に学習している人のために、
教科書、参考書が足並みをそろえて記述しているウソ?(誤差)を紹介します。

注意: 正しいことを学ぶと、受験で失敗する確率が非常に高くなります。
とくに中学生の人は、教科書通り『凸レンズの中心を通る光は、直進する。』として、
学習を進めて下さい。ウソは言いません。

凸レンズの中心を通る光は、直進しない。
 そもそも、凸レンズの中心めがけて光を当てても、光がレンズに入射するときに屈折してしまうので、光は中心を通らない。したがって、レンズの中心を通すためには、入射する位置をずらす必要がある。また、凸レンズに入る光と出る光は、平行になる。
凸レンズの中心を通る光は、直進する。

=== 以下に説明します ===

凸レンズに入る光は、レンズに入る時『屈折』します。
その屈折率は、レンズの素材によって決まっています。

ここまでは、良いですか。

はい。

 さて、凸レンズに対して光が垂直に入ってきた時は、屈折しないで直進します(入射角=屈折角=ゼロ)。しかし、凸レンズの中心に光が入ってきた時は、どうなるでしょう。教科書では、屈折しないで直進する、としていますが、これは間違いです。実際に実験すると、下図のように、光は2回屈折します。

=== 説明は以上です ===

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