松田先生から頂いたメール
および
紹介して頂いた銅と硫黄の実験

このページは松田先生の許可を頂いて掲載しています
13 dec 2005

→授業記録へ戻る実験2 銅と硫黄の化合(硫化)

 様々な理科資料いつも参考にさせていただいております。

 このページに掲載されている銅粉と硫黄の実験は確かに危険だと思います。
鉄と硫黄の実験と同様の発想の実験だと思いますが、鉄より銅の方が反応しやすいところにポイントがあると思います。(これも生徒に伝えたいことですが、、、) また、大日本図書の18年度の教科書には銅線を使った実験が出ています。

 さて、私はこの実験を0.3m程度の銅板で行っています。
 試験管の中で気化した硫黄と赤熱して反応します。反応後、銅板はバラバラに崩れるようになり、明らかに反応前の物質とは違う物質になることが確認できます。電流が流れる原因については分りませんが、生徒にとって銅と硫黄が化合して違う物質になったことは一目瞭然です。以下に、この実験に関する図を添付します。


図1 銅板と硫黄粉末による実験装置
(試験管の口に風船を付けて、気体になった硫黄の拡散を防ぐ方法もあります。)
(硫黄粉末の量にも着目して下さい)
(ガスバーナーで過熱する場所は、試験管の底です)


図2 硫黄を加熱し、液化、さらに気化しはじめたところ


図3 反応後の銅板
(高温の硫黄ガスによってぼろぼろになっています)


図4 反応後の銅板の伝導性を確かめる実験
(ほとんどの生徒は鉄の硫化実験から「電流を流さない」と類推しているので、「電流を流す」結果に驚きます。なお、この原因については分析していません。)


図5 反応前の銅板(左)と硫化させた銅板(右

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