このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録 3年(2004年度)です

資 料
星の一生(進化)

 星の一生は、中学生にとって非常に興味ある内容なので、時間があれば詳細に学習したい。しかも、最近の研究で数多くの新事実が確定してきているので、データの信頼性も高い。私は、近い将来、学習指導要領で学習が義務付けられるとものと確信している。また、インターネットで検索すれば、このページよりも詳細、かつ図入りで解説しているページがたくさんあるので、各自で研究して頂きたい。以下の表は、20分程度の学習を想定してまとめた。

赤ちゃん
(原始星)
(暗黒星雲)
・ 星間ガスや塵が集まったもの
・ M16(わし座雲)、M42馬頭星雲(オリオン大星雲)
・ 量が少ないと、光らない星(木星など)になる

子ども
散開星団
・ 内部が高温になり核融合反応が始まって輝きだしたもの
・ 1000万度C
・ M45(プレアデス星団)
・ 太陽は46億年前に誕生した

大 人
主系列星
・ 安定した核融合反応(H+H→He)を行っている
・ 恒星の90%がこれにあたる
・ 質量により、軽い星と重い星に分類される

軽い星

重い星
・ 暗いが寿命が長い(数10億年〜数1000億年)
・ 太陽は平均的な重さだけれど、軽い星に分類される(寿命100億年)
・ 明るく輝くが寿命が短い(数100万年〜数1000万年)
・ スピカ(乙女座)、レグルス(獅子座)、リゲル(オリオン座)

老 人
・ 水素(核融合反応の材料)がなくなったもの
・ 温度が下がるので赤く見える
・ 表面が膨張して大きくなる(太陽は地球を呑み込む大きさになる)
・ 質量により、赤色巨星と赤色超巨星に分類される
・ 赤色巨星になる
・ アルデバラン(太陽の3.5倍)
・ 赤色超巨星になる
・ ベテルギウス(太陽の800倍)

死ぬ直前
・ 質量により分類される
・ 中心部は白色矮星、周辺部は惑星状星雲になる(将来の太陽)
・ 中心部がだんだん冷えて見えなくなる(白色矮星→赤色矮星→褐色矮星→黒色矮星)
・ M57(こと座)、亜齢状星雲(こぎつね座)
・ 超新星爆発(太陽の数億〜数10億倍の明るさ)を起こす

死んだ後
・ 質量により分類される
・ 宇宙空間に放出されたガス雲(水素ガスや塵)が、新しい星の材料になる ・ 十分に質量がある場合は、中性子星(砂粒1つが100万t)やブラックホール(中性子星より重い)になる
・ 1987A、M1(かに星雲)

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