このページは、Mr.Taka 中学校理科の授業記録 3年(2004年度)です

部分日食
2004年10月14日

 理論的には分かっていても、自分の肉眼で見るとやっぱり感動します。

撮影データ: NIKON COOLPX4500
1秒/2000、F7.5(マニュアルモード)
光学ズーム最大望遠側
感光したカラーネガフィルム3枚重ね(NDフィルターの代り)

最大に欠けた頃


終了20分前


名古屋のタイムテーブル
食 始 最 大
(食分)
食 終
10時48.1分
11時37.3分
0.181
12時26.6分

2週間前
・ 職員室前の掲示板に、部分日食の案内を出した。(写真下)
・ 授業で、日食について触れた。

2日前
(中間テスト)
・ 理科のテストだったので、各学級を巡回するついでに、明後日、部分日食があることを確認。また、日食の原因を黒板に書いて説明。

前 日
・ サングラス等を持参するように指示。
・ 職員連絡用紙に、10月14日午前11時37分(3時間めの放課)に部分日食が最大になることを書いておいた。

当 日
始業前 ・ 日食観察用テープ(市販のVHSビデオテープを解体して取り出した磁器テープを、長さ10センチ程度に切ったもの)を500本用意。
2限放課 ・ 次の放課に部分日食があることを全校放送。
3限放課 ・ 日食が最大になっていることを全校放送。

◎ 職員室前に掲示した部分日食の案内
資料は、AstroArtsのHPから拝借しました。

(上:1、2年生用に、観測用テープを職員室前に置いておいた)


(上:愛用の双眼鏡の対物レンズの前に、感光したカラーネガフィルムを3枚重ねた)

注意: 接眼レンズ側に付けると、数秒でフィルムが煙りをあげて燃え、
次の瞬間に網膜が焼けこげて失明する。ですから、生徒の皆さんは、
上のような太陽観察用双眼鏡を自作するのは大変に危険です。やめて下さい。

3限の放課(11時35分〜45分)、校内のあちこちで部分日食を観測する生徒の姿が見られた。

部分日食が終わってからも、「先生、日食凄かったね!」と20人以上の生徒に声を掛けられた。理科教師としての責任を果たした充実感を味わった。

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今後の日食スケジュール

年月日(日本時間)

種 類

日本で見れるか?

2005年4月8日

金環皆既日食
日本では見れません(中南米で観測可能)

2007年3月19日

部分日食
見れるけれど、ほんの少しなので面白くない

2009年7月22日

部分日食
奄美大島では皆既日食が見られます。完璧です。今から5年後のカレンダーに印をつけておく必要があります。

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