このページは『Mr. takaによる若手教師のためのワンポイント・レッスン』です。

第4章 学級運営
3 散歩にでかけよう
 
 
校外に飛び出し、気持ちと心をリフレッシュ

 難しいことは考えずに、学校の外に飛び出してみましょう。小さな公園なら、どんな学区にもあるでしょう。もし、近くに小さな池、川、山、気持ちのよいところがあるなら、教室に閉じこもって学級の目標を考えるより、校外への散歩に出かけることを勧めます。

 何も考えず新鮮な気持ちだけで散歩することは、希望に溢れた新学期が1番です。学校を離れ、新しい友達と一緒に話をしながら歩くなんて、想像しただけで浮き浮きします。目的地に着いたからといって、何もする必要はありません。おしゃべりをすれば良いのです。緊張がほぐれ、初めての人にも声をかけやすくなります。遅咲きの桜、汗ばむほど眩しい太陽、アスファルトの隙間に咲く小さな野草も、生徒達を見守り助けてくれるでしょう。

 とくに新入生なら、自由に歩きながら話すことができるので、新しい初めの友達を作るには最適です。先生とも気楽に話ができます。

 2、3年生にとっては、学校から100m離れるだけで、学校を客観的に見ることになります。しかも、授業時間内に友達と自由に話をすることは、新しい自分の目標、あるいは、学級目標の作るチャンスです。公園で車座になって、みんなで話し合って下さい。学級の中に、先生よりも友達をまとめるのが好きで得意な生徒がいるなら司会を任せても構いません。素晴らしい学級目標がうまれること間違いなしです。

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 さて、具体的にどうやって散歩の許可を得るか。真の教育を実践している開放的で明るい職場環境なら、教務主任に「行ってきます!」の一言でOKです。しかし、現実はそうは甘くないようです。目標は何か、安全面は留意しているか、他の学級とのバランスはとれているかなど数々の問題を出されることがあります。それに挫けていては、学校は退廃していきます。あなたならできます。前向きに障害をクリヤーし、心豊かな教育を実践しましょう。

指導計画書が必要な職場では
 学級の担任の仕事です。頑張りましょう。
<計画書の内容>
・ 日時
・ 学年クラス
・ 人数
・ 引率する教員
・ 目的(学級の親ぼくで十分です)
・ およそのタイムテーブル
・ 安全上の注意点(交通、現地で)
 これだけ書けば、完璧でしょう

上記内容で不足している時は
 生徒に計画書を書かせ、教務(あるいは、近くの先生、学年主任、教務主任、教頭、校長)に相談します。優秀な生徒は、あなたの計画書をもとに素晴らしい目標を考えたり、教師には思いもつかないような学級レクリエーションや活動を立案します。なお、学級委員に相談したとき、生徒が乗り気でないなら綺麗さっぱり諦めましょう。原因は、中学校に入学する以前にあるのですから、あなたは落ち込む必要はありません。

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