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第9章 生き方(進路)指導
3 誰が推薦するのか
1 推薦者は学校長です
中学校の推薦責任者は学校長であり、推薦した責任を取るのは学校長です。これは、学校が推薦する以上当然です。2 誰が推薦を決めるのか
しかし、推薦を決めるのは学校長1人ではありません。なぜなら、たった1人の先生が生徒1人1人の細かい学校生活や態度をすべて把握し、公平かつ公正に判断することは不可能だからです。では、一体誰が決めるのでしょう。学級担任、学年の先生、それとも学校の先生全員でしょうか? 私の考えでは、少なくとも「学校の先生全員と学校の生徒全員」です。少なくともという意味は、現在の学校に関わる人々だけでなく、卒業生やこれから入学する人たち、さらに地域社会の人々も含むからです。3 推薦基準は、世間の一般常識
2のように考えれば、推薦基準は「世間の一般常識」と重なります。校則を守り、明るく健康的に生活しているだけで、生活面での推薦基準はクリヤーです。(1)校則を守ることは「法のもとの平等を尊重すること」、(2)明るく健康的な生活は「個人として自分を愛すること」になります。したがって、「あの先生とは合わない、うざい」という生徒は推薦できません。なぜなら、先生を批難する生徒は「あの子は気に入らない、ウザイ」と、友だちの悪口をいうからです。私のこの考えは、生徒の「生(なま)の声」を聴くことができる先生なら、すぐに分かります。4 推薦を決めるのは、君の友達
学級担任は、ボーダーラインにいる生徒に対して、「君は大人に近づいてきたから、気が合わない友だちに対しても、最低限度のマナーは守らなければいけない。まして、他人に推薦してもらうことを考えているなら、全ての人から推薦されることが条件になる」と教えてください。もう1歩踏み込み、「推薦するのは先生ではない。友だちである」と言い切っても良いでしょう。実際、友だちの目は先生より厳しいことが多いです。先生の目を誤魔化すことはできても、友だち全員を誤魔化すことはできません。私が進路主任をしていたときは、「推薦できるかどうか決めるのは君たち自身であり、先生はそれを公平に判断するだけである」とくり返し話をしました。生徒は内容を良く理解し、お互いに助け合いながら学校生活が楽しくなるように工夫していました。5 推薦できない生徒たち
最終的に、一部の生徒は推薦できませんでしたが、その生徒達は十分に自覚した上で校則を破っていました。彼ら(彼女ら)の意識は、校則を破って目立ちたい、格好をつけたい、気をひきたい、などです。私個人としては、そのような生徒たちの人生を応援したいと思いましたが、同じ年齢の友だちに『他人を応援するだけの余裕を求めること』は、常識として無理です。自覚して校則違反をする生徒は、一般に、大変な家庭環境で生活していることが多いので、他人に推薦されなくても、たくましい生活力をもっています。このような生徒に対する指導は、別ページ『』で紹介します。2011年1月18日修正
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