このページは『Mr. takaによる、若手教師のためのワンポイント・レッスン』です。 |
第5章 笑顔の生活指導
4 先生の姿を見て育つ
1 生徒は、先生の姿を見て育つ
生徒は、先生の姿を見て育ちます。生徒が憧れる立派な手本を見せれば、自然に見て学びます。悪い見本を見せる必要はありませんが、自然に生活していれば、その大半は『悪い見本』です。生徒は自主的に、良い見本と悪い見本を見分け、自分のスタイルにあったものを生活に取り入れていきます。2 憧れは、尊敬という心を育てる
憧れの気持は、尊敬という感情へ成長します。先生は、生徒の「憧れ」や「見本」になる必要があります。「あんな先生になりたい」と思える存在でなければいけません。憧れのスポーツ選手や芸能人と同じです。先生は、日々の授業や生活で、無意識のうちに教育しているのです。3 子どもが憧れる先生の条件
(1) 授業の教え方が上手い
授業は学校生活中心です。わかりやい授業、楽しい授業ができる先生は、誰もが憧れる先生です。(2) 個性があり、自分の信念を突き通す
生徒は、あなたそのものを見ています。最終的には、あなた自身の個性や信念が「手本」となり、生徒はそれを見て学びます。(3) ファッションセンスが良い
先生は人前に立って仕事をします。したがって、自分のためではなく相手のためにセンスの良い服装を心掛けなければなりません。生徒のために「オシャレ」をすることは大変重要です。ファッションは、生徒に対する心遣いです。(4) スポーツができる(過去形では意味がない)
小学生にとっては当然ですが、中学生にとっても運動能力の高い先生は一目おかれます。腕相撲が強い、走るのが速い、サッカーやバスケなど球技が上手い、などは憧れの対象です。生徒は、先生のように跳んだり走ったり、あるいは、華麗な技ができるようになりたいと努力することでしょう。この運動能力は年齢と共に衰えますが、できるだけ維持するように努力する必要があります。(5) 存在そのものが素敵
よく努力して年齢を重ねた人は、憧れの対象です。「あの先生はかっこいい」「かわいい」「何だかほっとする」と言われるようになりたいものです。口うるさい老人にならないようにしましょう。4 憧れや尊敬とは関係ない評価
次のような先生になることは悪くありませんが、憧れの気持や尊敬の感情とは関係ありません。
(1) 生徒の話を良く聞く先生
(2) 友達みたいな先生
(3) やさしい先生5 note
(1) くどく言えば言うほど生徒の心は遠ざかり、へ理屈の作り方が上手になります。
(2) 生徒は、先生や親の「良い面」より「悪い面」を真似したがるものです。2007 jun 1
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