このページは、Mr. takaによる若手教師のためのワンポイント・レッスンです。

第4章 職員室での対人関係

1 先生を尊敬しよう

聖職者
 
先生は尊敬すべき存在でなければなりません。でなければ教壇に立つ資格はありません。先生は先生であり、聖職者としての自覚を持つ必要があります。

学年の中で1人見つけよう
 となれば、先生同士も尊敬し合わなければ嘘です。実際問題として、限られた職場の中で『尊敬に値する人』を見つけることは難しいかも知れませんが、それでも見つけて下さい。そして、本当に尊敬して下さい。私は、毎年1人以上の先生を選び、尊敬する先生として全面的に学ばせて頂いています。もちろん本人には内緒です。

尊敬する心
 最近、尊敬という言葉が死語になりつつありますが、とても大切な気持ちです。とても主観的で大らかな気持ちです。どんな人間でも完璧はないので過ちを犯します。しかし、それが尊敬する人なら、多少おかしなことをしても許してしまうのです。これは盲目になることではなく、あなたが大切であると着目した点とその周辺部において尊敬に値すれば、その他は大目に見ることができる寛容な心を含んでいます。

 あなたが良い意味において十分に貪欲なら、全ての人を尊敬できますが、無理は禁物。現状を良く見て探して下さい。1人でいいのです。できれば、毎日顔を合せて同じ生徒を指導する「学年の先生」から見つけて下さい。もしかしたら、自分より年下の先生、非常勤講師の先生かも知れません。

 見つけたあとは、毎日が楽しい発見の日々となります。困ったときの心のよりどころもできました。リラックスして、その先生から具体的な教育技術を学んで下さい。

 そうした実践を積み重ねることによって、あなたは自分でも知らない間に生徒と先生から尊敬される人間になっています。

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