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NG対応→OK対応で学ぶ
あわてないための
トラブル対処術

単行本(ソフトカバー)128ページ
明治図書 ¥1,944(税込)

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この本に関するインタビュー

                    聞き手:明治図書の佐藤さん

1 学校でのトラブルは「ピンチではなくチャンスだ」と先生はおっしゃっていますが、避けたいトラブルをチャンスに変えるポイントは何ですか?
 それをトラブルとするか、あるいは、チャンスとするのかはあなた次第です。考え方を変えれば、すべてがチャンスになります。困難やトラブルは子ども達との関係をつくるチャンス! 子ども達の中に飛び込み、たくさんのチャンスをつくってください。
  子ども達との学校生活を楽しむようにすれば、ピンチやトラブルは自然に減っていくはずです。ピンチを楽しめるようになれば、子どもたちとの良好な関係がどんどんできていくと思います。逆に、毎日が平和な学校にはチャンスが少なく、先生自らがチャンスをつくり出す必要があります。

2 1章で先生は「教師の基本姿勢」を8つあげていらっしゃいますが、その中で特に大切だというものを1つ簡単に紹介いただけないでしょうか。
 よく観ることです。見るではなく観る、です。
 子どもをよく観る、状況をよく観ることです。ぼやーっと見るのではなく、自分で観察ポイントを決めて注意深く分析することです。これが十分にできれば、どのように対処すれば良いのか自然にみえてくるものです。あとはそれを実行するだけ!
 もちろん、実行中もよく観察しなければいけません。あなたの指導に対して、子ども達がどのように変化しているかよく観るのです。よく観ることができる先生は、自分自身についてもよく観えているものです。

3 2章では、実際のトラブル場面を「生活」「授業・学習」「教師と子ども」「友だち関係」「保護者対応」と5つの場面について書かれていますが、若い先生が苦慮されるのはどの場面が多いものでしょうか。
 「授業・学習」の場面です。
 えっ、と思われる先生も多いと思いますが、授業は学校生活の中心です。若い先生はたくさんの仕事がありますが、自分の授業は絶対に手を抜かないでください。授業さえしっかりできれば、子どもたちは「授業はできる先生だ」ととらえます。あの先生は授業は凄い!ということになれば、それは「生活指導」に繋がります。さらに、「教師と子ども」「友だち関係」「保護者対応」にも繋がっていきます。授業を一人前にできるようになった時、他のことも自然にできるようになっているはずです。

4 2章で具体的にあげてくださっているトラブル場面への対処法として先生は格言をあげてくださっていますが、その格言を1つ紹介いただけないでしょうか。
 「
休み時間と授業の区別 できる教師のクラスはできる」以上です!

5 最後に学校現場でがんばる先生にエールのメッセージをお願いします。
 トラブルは毎日のように起こりますが、それらをすべて楽しんでください。困難な場面になればなるほど、その状況を楽しめるようになれば、あなたは本物です。でも、無理は禁物! 自分の力だけでは解決できないこともあります。
  実は、解決できないことばかりです。同僚に相談しましょう。保護者に話を聞いてもらいましょう。学校はみんなでつくるものです。先生はリーダーシップを取る必要がありますが、実際に動くのは子どもです。子どもたちに助けてもらえるようになれば、すべてのトラブルはあなたから消えていくはずです。


本の目次紹介

第1章 みんなで確認したい 教師の基本姿勢
1 よく観る
2 信念を持つ
3 自分ができることをやる
4 子どものアプローチを受け取る
5 大成功の中にある失敗を探す
6 行動しながら考える、考えながら行動する
7 ベターを追求する
8 気持ちという主観を客観視する
第2章 NG対応→OK対応で学ぶ トラブル対処術
(生活)
1 いつも遅刻してくる子を指導したい時 
2 手ぶら登校の子を注意して、にらみ返された時
3 服装や髪形が急に乱れた子を見つけた時
4 化粧やピアスをしてきた時 
5 提出物がそろわない時
6 ふざけて教室の花瓶を割った時
7 お菓子を食べていた時
8 下校時、私有地で遊んでいると通報があった時
(授業・学習)
9 手紙をまわす子がいた時
10 先生の授業はわからない、と言われた時
11 授業中に携帯電話が鳴った時 
12 早弁をする子がいた時
13 教科書を読む順番になっても読まない時
14 授業中、ざわざわと騒がしくなった時
15 授業中、シーンと静まり返っている時
16 先生をからかう言葉を繰り返す子がいた時
17 期待はずれ、的はずれな答えしか出ない時
18 教科書外の内容を質問された時
19 授業中にトイレに行きたい、と申し出た時
20 家庭学習の習慣がなく、宿題が出ない時
21 低学力の子が、わからないと言った時
22 チャイムが鳴っても廊下で遊んでいる時 
23 テスト中に不正行為が疑われる時
(教師と子ども)
24 子どもから、チャンづけで呼ばれた時
25 先生はひいきしている! と言われた時
26 男子から下ネタを言われた時
27 悪い目つきでにらんできた時
28 子どもに暴力をふるわれた時
29 他の先生に暴言を吐く子どもを見つけた時
30 友だちの校則違反を知らせにきた時
31 クラスでいじめがある、と相談を受けた時
32 ふざけて学校のものを壊した時
33 学校の物を持ち出した子を見つけた時
34 泣いている子どもを見つけた時
(友だち関係)
35 男子が掴み合いのけんかを始めた時
36 友だちの物を壊した時
37 友だちの物を隠す子がいた時
38 いじめ? と思うようなからかいがあった時
39 無視されている子がいた時
40 放課後、泣いている子がいた時
41 学校を休みがちになってきた時
42 クラス委員に立候補しない時
43 学校裏サイトを見つけた時
44 部活動で先輩と後輩がもめている時
(保護者対応)

45 子ども同士のトラブルを伝える時
46 体育の授業中のケガを伝える時
47 不純異性交遊の噂を伝える時
48 発達障害の疑いがあることを伝える時
49 生活面で問題のある子が推薦希望を出した時
50 志望校の変更を勧める時
51 子どもがいじめられているのでは、と相談された時
52 ネグレクトが疑われる時

Colum

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