このページは、中学校理科の分野別index『地球科学』です。

地球をつくる物質
(固相を中心にして)

太字は重要
緑色は考え方のポイント
オレンジ色は中学生にとって難解、あるいは、詳細過ぎると思われる内容

マグマ
・ マントル下層部が溶けたもの(液体)
※ これが地上や地殻内で固まると岩石と呼ばれる
※ マントルおよび地殻は固体(固体)
※ 
生化学岩をのぞく全ての岩石がマグマからできている、と考えてもよい
・ 色合いによって3つに分類される

色合い

白っぽい   ←  →   黒っぽい

含有物

ケイ素、酸素

多 い    ←  →    少ない

有色鉱物

少ない    ←  →    多 い

温 度

900度C

← →

1200度C

粘 度

低 い    ←  →    高 い

※ 色合いは、含有物、温度、粘度と関係している
※ 3種類に分けたマグマは、後述の火成岩(火山岩、深成岩)と対応している

<授業記録>
ミネラル
鉱 物
・ 岩石をつくる小さな粒(固体)
※ 1種類の鉱物からできたものも岩石という

・ 結晶構造をもっている
・ 世界中で4000種類以上知られている
・ 石英、長石、黒雲母、カクセン石、輝石、カンラン石
・ 石油、コハクなどは、準鉱物という

<授業記録>

ロック
岩 石
火成岩 ・ 地殻の5%しかない
・ 火山をつくる岩石
・ マグマが固まった岩石
・ マグマの種類と(固まった場所)によって6つに分類される
 火山岩(地表 or 地表近くで)流もん岩、安山岩、玄武岩
 深成岩
(地下深くで)花こう岩、せんりょく岩、はんれい岩
火成岩 火山岩 流紋岩 安山岩 玄武岩
深成岩 花崗岩 閃緑岩 斑れい岩

マグマの種類

白っぽい   ←  →   黒っぽい

・ 火山噴出物(地表で)溶岩、火山弾、軽石、火山灰は火成岩に含まれる
 ※ 火山岩>火山噴出物>溶岩
 ※ 火山噴出物が堆積すると凝灰岩になる

<授業記録>
堆積岩 ・ 地殻の80%を占める
・ 地層をつくる岩石
・ 既存の岩石や生物に死骸が堆積(沈澱)してできたもの
・ 次のように2分できる
砕屑岩(粒の大きさによる分類)礫岩、砂岩、泥岩
化学・生化学岩
(成分による分類)凝灰岩、チャート、石灰岩
※ 珊瑚や貝殻などの生物死骸が堆積したものは石灰岩(堆積岩)に分類される
が、同じ成分であっても、海中含まれる炭酸Caが沈澱してできた岩石は方解石(鉱物)になる。なお、石灰岩が熱によって変成したものを大理石(変成岩)という。
<授業記録>
変成岩 ・ 地殻の15%
・ 既存の火成岩、堆積岩、変成岩などが熱や圧力で変成してできた岩石(固相のまま組成や結晶構造が変化する/風化は含まない)であるが、あまりに多種多様なので中学校では教えない方が良い

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