ドウロウ→ノンボリの集中豪雨
怪しい雲があったものの
それは突然の出来事だった
20分も歩かないうちに暗黒の雲が行く手を阻む
(写真上: ザックカバーをつける)
青のそれ、私だけが持っている
ところで、私の荷物はポーターが運んでいる
それに引き換えフランス人パーティーは自力
大変ですね!
下の写真を見ましょう
先頭から、1 重装備の女
2 完全フル装の男
ポーター(ダウンした女の荷物)
3 軽装の男
4 ダウンした女(黒)
ポーター(私の荷物)
5 貴 子
6 私
ドベから情けない順
(写真上:貴子が、くたばっていなか確認)
+++++
この時、日本人男性は撮影したがっていた
+++++
水筒とビデオしか入っていないリュックを下ろし
よっこらしょっと
雨前線を撮りたいけど露出が合わん
雲に合わせると空が飛んじゃうし
空に合わせると雲が暗すぎる
さて、自分でも撮るか!
(写真上:自写像)
歯を食いしばってカメラを固定し、遠くに仲間をいれる
風でままならぬ
ぼたぼた
大粒の雨でレンズが滲む
空の色は写真の『薄赤』
これです
やってくれる感じです
アレックスがカッパを出した
でも、ただのビニールシートで風除けにしかならない
雨が降ってきたら何の役に立たないだろう
(写真上:強風になびくレインコート、フランス製らしい)
おやおや、皆さん速い
ちょいと遅れた感じ
サングラスにワイパーが欲しい
ぎーこーぎーこー
でもコンタクトレンズの方が、
馬鹿なこと言ってたら取り残された
===
待っててくれたアレックスとダッシュ!
先頭を追う
しかし、早くも崖を降り始めている
うううー速い
(写真上:崖の途中から見上げる)
ストップ
ちょっと酷いんじゃないですか!
前線通過
呼吸困難の強風
ミンナいないけど途中の崖の窪みに止まる
(ポーター2人と一緒)
(写真上:ポーターのいるところが窪み)
右手の隙間を降りるんだって
後で図解します
大人3人までOK
絶好の避難場所である
注意:半端じゃないよ/写真上のブレブレ/これです
上の上の写真の切り立った崖は、これでできたんだから
よく想像してごらん!
下の写真に続きます
(写真上:他の人は赤丸にいる)
200メートル下
下を覗いて
大丈夫?
おーい
おーい
どんな大声も風に遮られる
今や
人の道は小川になり、川になり、滝になる
(写真上:上の写真をズームイン)
写真を見てくれ
これを降りろって!
それはあんた無理だって
いくら私が軟弱でもダメ
もう少し待たせて下さい
巨岩が降る
===
ガチガチがちがち
寒いよー
半端じゃないよー
体感温度5度
私は、ザックから服を取り出しズボンを脱ぐ
ゴアテックスの雨具を上下着る
暖かい
(写真上:ポーターのジャックが笑う)
暖かくなってルンルン
コーランナッツをみんなでかじる
===4,50分後===
駆け降りると歌が聞こえる
おお、歓迎の歌だ!
私は踊る
変てこシャパニーズダンス
が、実は違っていた
私達への心配ではなく
寒さを紛らわしていただけで、
ここに極めたり!
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(c) 1998 fukuchi takahiro
(以下余白)