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私の日記 7月29日
==◎今日の日程====================
終日移動
フォルツーナ→ サンカルロス→ ロスチレス→ (ランチ
ャーで国境『コスタリカ→ニカラグア』を超える)
→ サンカルロス(ランチャー)→ ソレンティナーメ諸島
ソレンティナーメ諸島泊
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05.39 起 床
早々にフォルツーナから退散
雨期に来るもんじゃない。ラフティングなら水が増えて
ベストタイムだけど、、、他にロープで遊ぶこともでき
るけど私の目的とは違う。シンプルな生活に触れたいだ
けだ
06.30 バス出発
08.40 今、コスタリカのサンカルロスにいる
バス停付近には沢山の食堂があるけど排気ガスは嫌いだ
すぐ隣の広場にあるレストランに移動する
(写真右:墨色をした食べ物は |
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(写真右:カンカルロスの教会) |
09.30 排気ガスを撒き散らしてバスが来た
看板には09.15とあったけど、人で一杯で焦ったけど、大
きな荷物を車体の横(下)に載せるまでは乗車口に並べな
い。このままでは席が無くなる。
後ろの人を真似して、窓から顔を出している男にナップザックを渡
した。これで席を取ってもらう作戦だ。しばらくすると、彼は親指
を立てて合図した。OK! これで一安心。
バスの中では寝た
13.00 ロス・チレス(国境)着
13.10 出 国
イミグレーションで税金200コロネスを払って外に出ると、
すぐに、ボートのおっさんに「ニカラグア?」を聞かれて乗船者リ
ストにサインすることになる。何だかパナマの「ボカスへの船」と
状況が似ている。
さっきのサインは無視 (右上:この先がニカラグア) |
15.00 まだ、コスタリカ
2時間経過。人数が足らないらしい。次のローカルバスを
待っているならそろそろ到着時間だ。
(写真左:船を乗り換える) 雨が降ってきて、大急ぎでフード付きの船に乗り換える。著者は、キャーキャー言いながら楽しんでいる。思いっきり暇なのだ |
予定より2時間遅れたけど、船を2回乗り換え、オーナーも変わっ
たみたいだけど、ニカラグアに着いた。やったー! ついに3ヶ国
目に突入だ! 今日はラフティングをするオプションもあったけど、
こちらを選択して正解だったよ。しかし、しかしである。
イミグレーションで「君はコスタリカに戻って査証を取得する
必要がある」と言われる。がーん、がーん、がここは粘って交渉。
まずは分からない作戦開始
ニコニコ笑って全然『アホ面』をする。分かりませーん。こいつは
何言っても無駄でーす、って感じで頑張る。
が失敗!!
次の戦術は賄賂
これは切り札なので、まだ出さない。心の準備と、そうだなあ30
$すぐ出せるよう、見えないように用意しよう
ということで、とりあえず顔写真と10$を出す。審査官は奥に行
って話をしたり、大きな冊子をパラパラめくっていたけど駄目。え
えええ、え〜ばなな〜 と叫んだけど、私の駄洒落は底無しに空し
い。
すごすごと荷物を船に積み、船は出た。コスタリカに戻るのだ。し
かし、少しして戻ってきた。何故だか分からない。私はその間にガ
イドブックを読み漁ったが、何と「1998年から、日本人はビザが
不要になったはず?」の記述を発見! 船頭に叫ぶ
「ウン・モメント(ちょっと待った)」
そして、イミグレーションに直行。日本語で書かれた本を頼りに、
それを提示して
、、、
、、、
、、、
信じられない
交渉成立
ニカラグア入国万歳(ばんざーい)!
ランチャー(船)は小躍りする日本人を見届けて出発した
「待ってくれて、ありがとう!」
「今日も危機一髪、セーフです」
「アディオース」
船頭と数人の乗客に手を振る
(写真左:船からニカラグアの国境『サンカルロス』を望む) 1隻の船(ランチャー)がコスタリカの国境『ロスチレス』目指して爆走する。 ※湖の色はこんな感じ |
普通なら、時間的にもこの街で1泊だけど
「やることないし移動しよっかなー」
「島に行こうかなー」
と、数有る桟橋をうろうろしていると『ソレンティナーメ諸島』行き
ランチャーがもうすぐ出るんだって、
「そりゃラッキー」
「それじゃあ、食料調達だ」
「島には少なそうだから」
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17.30頃 ランチャーはソレンティナーメ諸島へ出発した
ランチャーの中では、太った
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(上:ランチャーの乗客)
やがて、太陽が沈み湖はしだいに暗黒に満たされる。が、そ
れでお終い。星が出れば良いけど、生憎の曇り空に味はない。
だた暗いだけ。
そして、1人の乗客が降りた
「えっ、こんなところで!」
おじさんに訊ねるとソレンティナーメ諸島は大小36個の島で
構成されているらしい。
「エライ事になった。私は何処の島に降りるんだ??」
辺りは真っ暗で、本当にぽつりと灯りが見えるだけで、それは
たぶん島の民家のだろうけど、心細いことこの上ない。ランチ
ャーに乗る前、あの男は自分家に泊ればいいと言っていたけど、
何処にあるんだ! 約束は3食付きで10ドルだけど、、、
私は、桟橋で調子良く話が決まったことに後悔し始めた。だい
だい、スペイン語もろくな話せない男の家に泊ろうなんて不自
由するに決まっている。それに帰りの船はあるのか。この調子
だと、船は男の家の前に止ると思うけど、帰りの船は
、、、?
ソレンティナーメ諸島
上陸した
真っ暗である
懐中電灯を付ける
明りは、私のそれだけである
どうして男は持っていないんだ?
電池の節約?
私は男の後を付いて歩いた
男の足元を照らした
島の斜面は昨日からの雨でべたべた、というよりまだ、水が
しゃらしゃらしゃら暗闇のなかを滴り落ちてくる
男が、この小屋だと言った
鍵を空けて懐中電灯で照らすとゴキブリが走った
男が「どうだ?」と聞くけど「いいよ」と返事するしかない
荷物を置いて、さらに歩いた
家だ
彼の家だ
明りはない
奥の部屋ににろうそくが2本
それぐらいの明りが漏れている
こんばんわ
奥さんに挨拶した
が、会話はできない
動作を交え「飯をくれ」と言った
女は分かったと言い、奥に行った
男は分かったと言い、先ほどの小屋に向かおうとした
ホウキを掴んだので掃除するのだろう
私は「灯りが欲しい」と言った
すると男は車のバッテリーを引っぱり出し、さらには、天井
にぶら下がっている12V豆電球を片手に、にこっと笑った
(これは翌朝分かったことだが、大きさ1メートル四方の太
陽電池で充電していた。驚き!)
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私は、ぼけーっと待った
日記も少し書いた
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夕食ができた(写真下)
・ 大豆の煮物
・ 炒めご飯
・ パ ン
・ バナナ
・ パイナップル・ジュース
大変質素な内容だけど、キャンドルサービス、丁寧な盛り付けに
満足した。突然な珍客へのもてなしに合格点をあげたい
===
それから、おやすみをして小屋に戻る
男がいた
豆電球はついていない
使うときだけにしろ、と言う
オッケーと返事する
早速、 蚊帳を吊る 蚊取り線香を炊く 豆電球をロウソクにかえて 日記を書く。 もう楽しみはこれしかない |
続きをどうぞ! 私の日記 30日