このページは『モロッコ旅行記 2007春』 2007 march -2007 april です。


イラン旅行記 2004年12月〜2005年1月(15日間)

食料事情
FOOD ・ DRINKS

はじめに

 私は味には五月蝿いのですが、あえて食事にこだわりません。世界の味は日本でも体験することができるし、味はレストランやシェフによって全く異なるので、貴重な時間を使いたくないからです。したがって、バナナとナッツだけで1日を終えることも気にしません。このページは、食事を楽しもうとする人は満足できないかも知れません。
 しかし、庶民の毎日の生活に根ざした小さな店、月に1回程度出かけるレストラン、および、カフェには頻繁に立ち寄っています。前者はモロッコ人がモロッコ国内を観光した時の食料事情を、後者は優雅なカフェでの一時を味わって頂けると思います。


3月24日
・ モロッコで始めての食事(夕食)。
・ メクネス新市街の庶民レストラン『マルババ』で食べる。
 以下の料理は、いずれもかなり美味しかった。とくに、タジンは旅行中1、2を争うものだった。

上左:特製スープ(5ディナール)。塩と胡椒は、各自のお好みで入れる。パンは不味い。
上右:鶏のタジン(25ディナールぐらい)


3月25日

7:10 朝食
・ホテルのレストランにて。
・パンとバターとカフェオレ。
・目の前で、カフェとミルクを半々に入れてくれるサービスが嬉しかった。また、モロッコのホテルは朝食付きが一般的かと思ったが、安宿のほとんどは違った。

9:55 ミントティー
・メクネスのメディア内の高級レストランのテラスで、ミントティー初体験。
・雰囲気とロケーションは抜群。
・ミントの香りはするけれど、緑色のミントの葉はない。葉は銀色のやかんの中に入っている。
・ ティーには大量の砂糖が入っている。

上:ミントの葉がない。しかも、めちゃくちゃ甘い。

12:00頃 昼食
・メクネスのメディア内の小さな食堂。
・挽肉のサンドウィッチ。
・かなり美味で、モロッコで最高の1品に近い。

上:挽肉を小さく丸めて鉄串に刺し、炭火で焼く。火力を上げる時は、写真のように小型扇風機で風を送る。このとき大量の煙りが発生するので、店の天井につけられた大型扇風機2台が連動して動く。大量の美味しい煙りは道に流れ、腹を空かせた人はこの店に入る。私もその1人である。

 私が写真を撮りはじめると、お店のお兄さんは青い服を着た。その時は理由がわからなかったけれど、写真を見直すとお洒落をしたのだった。

 また、ミントティーも頂いた。ここのミントティーは、先ほどのレストランとは違い、大量のミントが詰め込まれている(右写真の1番下)。味は、サンドウィッチと共にかなり良い。

 料理を食べていると、ビニール袋に挽肉を入れた地元民が訪れ、肉を焼いてもらっていた(3ディナール)。家庭で焼くより、ここで焼いてもらった方が美味しいのだろう。


上:食後の『源氏パイ』。日本で売っている源氏パイと同じように美味。

19:00頃 夕食
・メクネスの一流レストラン。
・無理を言って、赤ワインを出してもらった。

・まず、オリーブ各種と赤ワイン。
・ワインに限らず、モロッコでアルコールを飲んだのはこれが初めてで最後だった。

上:スープが出てきた。ワインで正確な味は分からないけれど、うまい。満足。


上:鶏肉のタジン。鶏肉が美味しかったことは言うまでもないが、最大のポイントはプラム(4つの黒い実)が、ワインにも鶏にも合うこと。


上:デザートのプリン。これまた最高の逸品でした。


3月26日
・メクネスの街の小さな食堂での朝食。
・焼き立てのパイ生地(?)にチーズ2個とバターを挟んでもらった。
・カフェオレは、目がさめる美味しさ。

上:パイとカフェオレの朝食。


上:食後の『自家製ヨーグルト』。
・よく冷えていて、とても美味しい。

夜食

左上:夜食。挽肉を焼いてパンに挟んだもの。
右上:シシケバブ2本とポテトチップスとチキン。


3月27日
6:45 朝食
・フェズのメディナ内にある小さな店。
・単身の男性の日常的な食事であろうと思われる。
・すり潰した豆のスープとパンで3ディナール。
・新鮮なオリーブオイルが浮かんでいる。
・大変美味しい。

上:スープの上に浮かんでいる赤いものは、私がかけた薬味(トウガラシなど)。
・パン1/2は、サービスでついているのか分からない。
・正面では他の客が食事をしている。彼はスプーンではなく右手を使っているので、スプーンは特別サービスなのだろう。

朝食その2
・パン屋で『クスクス』を焼いたものを購入。
・これをカフェに持ち込んでカフェオレと一緒に食べた。
(他で買ったものを食べながら飲むのは、モロッコの喫茶店の常識)

上:クスクス(左)とカフェオレ。この後、食後のデザートとして、エスプレッソを注文した。
・カフェオレの料金(4ディナール)
・エスプレッソの料金(3.5ディナール)
・カフェオレを飲めるのは、ある程度のお金持ちであり、同時に2杯も飲む人はあり得ない。


12時頃 昼食
 メディア内にある小さなレストランで食べた。

左上:魚、小エビ、芋のフライ。
右上:小エビの皮を取る人々。


3月28日
・朝食
7:15 ターミナル内にある食堂。
・急いでいたので5分間で平らげた。


上:ターミナル内での朝食。スクランブルエッグ、2種類のクロワッサン、カフェオレ。

12:10 昼食
・シャウエンのメディナ(旧市街)入り口にあるスタンド。

上:挽肉、フライドポテト、生野菜のサンドウィッチ。オレンジジュース。写真の写りは良くないが美味。

17:00頃
・夕食の前の前菜としてエスカルゴを食べる。
・屋台にて。

上:これで5ディナール。エスカルゴ本体の他に、その煮汁が付いてくる。味付けスパイシー。

19:15 
・夕食。
・シャウエン旧市街の王宮前にある1番の高級レストラン。
・燃える暖炉あり。
・味は可もなく不可もなく。今回は、暖かい空間で食事をすることが目標なので合格。

上:スープ、オリーブ、鶏肉のタジン、コーラ、プリン。


3月29日
10:30 遅い朝食
・ティトゥアン新市街のほぼ中心あるバスターミナル内。

上:時間を稼ぐため、ターミナル内の茶店でパンとカフェオレを注文した。

20時頃 夕食
・タンジェの海の音が聞こえるレストラン。
・客は私1人だったが、とてもサービスが良く、ミントティーも料理もウエイターもオーナーも良かった。

上:ミントティー。


上:ミックスフライ定食。いろいろな魚が入っていて面白かった。
 私は小エビをほとんど残したのでウェイターは何度も食べるように勧めた。


3月30日
・タンジェの新市街で朝食。
・観光客相手のレストランで、かなり気分が悪い。

上:朝食代として20ディナールを出したら、ウェイターは釣り銭を出さなかった。私が釣り銭を要求すると、彼は、ポケットから1ディナールを取り出し、テーブルの上に投げた。かなり屈辱的で、そのまま帰ろうかと思った。

13:00 コンチネンタルホテルのテラスで昼食

上:
雰囲気を十分に楽しませてもらった。最前列に座るより、少し離れたところ、あるいは、1番後ろの方が雰囲気を楽しめる。かなり余裕の遊び方ができるようになってきた。

左上:本日のスープ。
右上:鶏のタジン、クスクス。


3月31日
11:30頃 昼食
・マラケシュの小さな店。

上:フライドポテトと焼き肉サンド。まずい。

14時頃
・2度目の昼食
・メディア内の小さなレストランで2度目の食事をした。

上:左手前から白身魚のフライ、茄子のフライ、パン、赤いものは冷たい野菜スープ。そのどれもが見た目より遥かに美味しい。


上:パンは美味しくありませんが、その他は最高でした。

19:00 夕食
・マラケシュのフナ広場にある無数の屋台から、外国人観光客がいない店を探した。

上:屋台で5種類の焼肉とコカ・コーラを特注した。


上:次に、モロッコ人に1番人気の挽肉ソーセージを注文した。

 上のソーセージは脂がたくさん含まれていて、私はほとんど残した。ぼぉっと周りの人々の様子を観察していると、私の腕を引っ張る者がいた。振り返ると、1人の子どもを連れた婦人で、片手にはパンを持ち、そのパンの中にソーセージを入れてくれと言う。私は喜んでソーセージを入れた。婦人は、あっという間に雑踏の中に消えたように思うが、婦人は私に礼を言ったのかも知れないし、私も婦人に礼を言ったかも知れない。あまりにも自然な出来事だった。これを神の思し召しと言うのだろう。


4月1日
・朝食。
4:35 マラケシュ鉄道駅のカフェ。
・カフェでコーヒーとほんの少しの腹ごしらえがしたい。

上:鉄道駅のカフェで注文したカフェオレとバナナ。少し食べてから、エスプレッソを注文した。

・2度目の朝食
・9:20 カサブランカの鉄道駅のカフェ。

上:クロワッサンは売り切れだったので、チーズサンドを注文した。
 お店の人は、チキンサンドを勧めてくれたけれど、、、(15ディナール、7ディナール)。


↑ TOP

[→home]


(c) 2007 fukuchi takahiro