このページは旅行記『バルカン半島9ヵ国 2009夏』 2009 AUG.11 - AUG. 31 です |
8日目 2009年 8月 18日(火)
== アドリア海沿岸の世界遺産巡り(2/3) =========================
(1) スプリット旧市街(世界遺産)の散策
(2) ドブロクニク旧市街(世界遺産)の散策
===================================ドブロクニク泊(1/1)==
とりあえず、スプリット2日目
7:20 起床
昨夜は遅くまで歩いたりビールを飲んだりしていたので、遅くなった。シャワーを浴びてから朝の散歩に出かける。
上:スプリット旧市街の朝右:同左
. 初めに出くわしたのは魚市場、その隣には肉売り場、とくに珍しいものがあるわけではないけれど、よく冷された、あるいは、冷凍された魚が並んでいた。
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上:マグロもあった右:種類は分からないけれどイカ。
それから朝市を見学する。
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上:非常食用に購入した乾燥イチジク
上:小さな商店のウィンドーにあったミシンとアクセサリー
8:10頃 朝 食
朝市で買った桃2個(7クーナ)とフランスパン(3クーナ)を公園のベンチで頂く。ここはセレブな観光地だから、僕の風体は浮浪者のように見える。
上:本日の朝食の桃。これを買うのは簡単だけど、洗う場所を探すのに苦労した。さんざん探し回ったあげく、市場の中に1ヶ所だけ水場を見つけた。その他、半乾きのイチジク(300g、15クーナ)を食べる。身体と健康に大変良い。それから、地下宮殿が開場するまでの25分間あったので、観光客の真似をして海岸通のオープンテラスに座り、コーヒー(8クーナ)で過ごす。とくに何があるわけでもない(写真右)。
. 9:00 スプリットの地下宮殿の見物
地下宮殿(25クーナ)は独特の匂いがした。特筆すべきことは何もなく、ただ日本人団体客がいたことぐらいだ。朝一番に入るのはさすがだと思った。日本は健在である。
上:地下宮殿にいたる地下通路。左右に土産物屋がある。
上:地下宮殿の入り口。画面中央やや右の小さなカウンターに座っているオレンジ色の男性が受付の人
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左上:在りし日の地下宮殿の図。海岸は城壁になっている。
右上:アドリア海におけるスプリットの位置それから大聖堂の鐘楼に登った。スプットで一番高い建造物からみる景色は最高で、地下宮殿のロケーションも良く分かった。
上:鐘楼へ登る階段右:大聖堂の鐘
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上:頂上からの眺め左上:画面下にある大きな穴が地下宮殿の中央部にあたる
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上:鐘楼で記念撮影。さて、スプリット散策でお勧めしたいのは、一番高いワターに昇ること。スプリットの街のロケーションがはっきり分かるので、10クーナを払う価値が十分にある。地上を歩いているだけでは、何がどうなっているのか良く分からないし、そもそも私たちが普段利用している地図は、上空から街を見た平面図であることを思い出せば、地図と現実を一致させることは有益で面白い知的作業なのだ。以下もスプリット旧市街のスナップ。
宿に帰ったのは、10時だった。急げば10時半のバスに乗れそうだったが、慌てるのは面白くないので、バスタブで身体を洗ったり、髭をそったりした。次のバスは11:45分だから、1時間15分遊ぶことができるのだ。それから、ゆっくりとバスターミナルまで歩いた。
11:05 ドブロクニクまでのチケット購入
109クーナ。ちょこっと情報として、バスチケットを購入するときにクレジットカードは使えない。現金しかダメだ。また、初めて座席指定(27番)だったと思う。
上:スプリットの鉄道駅
上:バスを待つ間にコーラを注文してテーブルを借りる11:45 スプリット発
15:08
バスはとってもゆっくり走っている。片道1車線を大型キャンピングカーがゆったりと走るだけでなく、道の両側に点在する駐車場へ出入りする車が多いからだ。だからといって、ここを2車線にすれば、大切な自然が破壊されてしまうので我慢しなければいけない。いくつかの場所では、石灰岩の山を削って道路を造っているみたいだけれど、観光客が倍増すれば、破壊されるのは山だけではないことを十分に承知していなければいけない。日本はそのようにしてたくさんの自然を失ってきた。もちろん、乗鞍岳のように最近になって自家用車乗り入れ禁止にした地域もあるけれど、初めから便利さを追究しないようにする方が良い。不便だからこそ存在できるものがある。
上:バスの車窓から(スプリット〜ドブロクニク)
上:同上
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左上:スプリット〜ドブロクニクは、たくさんの観光地がある
右上:いよいよドブロクニクに近づいてきた17:15 ドブロクニク着
上:ドブロクニクの地図
18:20 とあるプライベート・ルームにチェックイン
上:たまたまバスの隣の座席だった女性と部屋をシェアすることになった。私の旅でこのような状況になることはほどんとないけれど、これは超有名観光地の宿命の1つだろう。断っておくが、これ以上のハプニングはなく、私は翌日ドブロクニクを後にした。部屋が決まると、さっそくドブロクニク旧市街の散策へ出かけた。
上:正面に見える城壁の向こう側に旧市街がある。入場料無料。
上:旧市街に入る前に別の角度から撮影する(18:40)城壁の中は、東京ディズニーランドのような遊び心いっぱいの空間だった。以下は、旧市街の中央にあるメインロードで撮影したものである。
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左上:ブーケを持っているカップルは挙式直後かも知れない
右上:メインロードの両側は急斜面になっており、そこに民家が立ち並んでいる
上:アイスクリームを食べ歩く観光客
上:レストランのメニューを持って客を引く従業員
上:海水浴からの帰り道メインロードを抜け、港へ出た。
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左上:個人用のボーロは小さいものばかりだった
右上:僕もビールを飲みたくなってきた
上:観光船で帰ってくる人々次に、斜面を登った。
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右上:聖イグナチオ教会ドブロクニクの街はスプリットよりもダランとしていた。目抜き通りが海に面していないことが原因だろう。私は生ビールをジョッキで飲み、さらに、小さな店で買ったワインを飲みながら歩いた。
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左上:旧市街の入り口『ピレ門』のすぐそばにある『オノフリオの大噴水』
右上:なかなか旨い水だった
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上の2枚:ピレ門
上:ピレ門付近
上:海に面した城塞を望む
上:旧市街を取り囲む城壁
ビバルディーの四季が聞こえたきたが、あまりにスットンキョウな音を出すので、思わず吹き出してしまた。彼らは分かって音を外している。完全なチューニングではなく、ある程度外れていた方が面白いことを知っているのだ。完全なチューニングによって得られる完成度より、ある程度の音楽を知っている者に笑われるような音の外し方、可笑しさを選択してしている。だから、僕たちはそれを笑うべきなのだが、真剣に聴いている聴衆ばかりなので、僕は笑った。彼らも心の中で大笑いしていることだろう。それは笑うべきこと、ところなのだ。僕は、演奏者と観客の両方を聴いて観て楽しんだ。投げ銭10クーナ(200円)は安過ぎたと思うが、紙幣を出す観光客はほどんといなかったから、演奏者は喜んでくれたと思う。
上:酒瓶に水を入れて、音階を作っているそれからお土産物屋で買ったスピリッツを飲み、僕は不良観光客に成り下がった。
18:45 テイクアウトのピザを購入(14クーナ)
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上:旧市街から宿まではバスを利用した宿に帰るとシャワーを浴び、先に帰っていた同室の女性としばらく話をしてから寝た。
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