このページは旅行記『バルカン半島9ヵ国 2009夏 2009 AUG.11 - AUG. 31  です

20日目 2009年 8月 30日(日)
===旅の最終日:イスタンブール(トルコ)======================
 (1) ブルーモスク
 (2) アヤソフィア
 (3) 地下宮殿
 (4) グランド・バザール
 (5) トルコ・イスラーム美術館
    19:55 イスタンブール発
========================================機内泊==

5:00 コーランに起こされてトイレ
 巨大な音量に目覚める。予想外に爽やかな目覚めだったが、もう一度眠る。なにしろ今晩は飛行機の中なので十分に眠ることができない。

7:15 起床
 簡単に日記を書いてから、イスタンブールの街へ出動する。


上:手前の女性の後ろに注目して欲しい。頭髪を隠した女性だけのツアーだ。イスタンブールに初めて訪れた人が多いのではないか、と思う。

上:公園で撮影する人。プロのテレビ局の方だと思う。右上の写真の背景には、これから訪問するアヤソフィアが小さく写っている。 .

8:00 ブルーモスク
 さくっとブルーモスクを見学させて頂いたが、特記事項なし。朝早かったので観光客が少ないのが良かった。

9:00 アヤソフィア
 開門するまで外で時間を潰した。一般市民と観光客の入場料が違うので、おやっ、と思ったけれど、それはトルコの国策なのだろう。それでもたくさんの外国人観光客が訪れるし、いやなら見学しなければ良い。裕福で海外旅行できる人、とれるところから取るという考え方だ(20リラ)。学割があるのかどうかは不明。


上:国旗が吊るされたアヤソフィアの入り口


上:羊のレリーフ


上:立派な大理石


上:正面の奥の礼拝所


上:記念撮影しました。
 キリスト教会だった頃は、たくさんの聖遺物があったそうですが、現在はほとんどありません。現在はイスラム教の文字がたくさん見えますが、それは後から付け加えられたものです。
 さて、私はここに宗教的な雰囲気を感じることはできませんでしたが、ここを訪れた多くの人も同じ思いでしょう。ここで感じたことは、人類がもつ欲望の強さです。その強さは異常で、私たちに慎ましく生きることの大切さを訴えているようです。私は自分の欲望を満たすためにこのアヤソフィア博物館を見学しましたが、それも強欲の1つではないか、と感じました。自嘲するしかありませんが、そうした考えを起こさてくれるという点で、このアヤソフィアを見学して良かったです。

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上:何気ないところに見つけた美しいタイルのモザイク


上:天井に聖母マリア像がある。アヤソフィアはもともとキリスト教徒が作った建物で、それをイスラム教徒が改築したもので、現在は博物館として公開されているけれど、私には博物館には見えない。


上:修復?工事中の部分も多かった。後から調べると、この建物の設計はあまり良くなく、できたての頃から傾いているらしい。しかも、イスタンブールは地震が発生する土地なので大変だ。


上:コーランの看板が目をひく。


上:2階から階下を写す。

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上:巨大なモザイク画

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上:何度も塗り重ね垂れた漆喰。上塗りの歴史そのものだと感じた。


上:アヤソフィアの敷地内にある噴水

11:00頃 昼食

上:詳細を忘れてしまったが、そこそこの物を食べたようだ。

11:30頃 地下宮殿
 ビザンチン芸術らしいが、赤いライト、水、魚、そして、怪しい音楽によってぽよぽよよ〜ん、って感じかな。不勉強な私にとって、地下宮殿は10リラは高い。日本人一般観光客の常識で3リラ、裕福なツーリストの常識でも7リラだろう。写真としては面白いものが撮れる。


上:2階部分から見た地下宮殿

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上:変わった装飾がされた柱。緑色も変わっている。それから、地下宮殿の床には水があり、そこには魚も住んでいる。したがって、床の上を直接歩くことができないので、写真のような歩道橋が作られていて、その上を歩くことになる。1番奥には、下の写真のような人面の柱がいくつかあった。これは面白いけれど、その歴史的背景は全く知らない。

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左上:頭頂部が下になっている柱
右上:左側面が下になっている柱

12:00頃 グランド・バザール
 今日は日曜日だからか、それともラマダーン(断食月)だからか、クランド・バザール(市場)は休みだった。残念! ただ、その近の店で100%フレッシュ・ジュース(3リラ)を飲めたのが嬉しかった。

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上:とても美味しいジュースを頂きました。ミネラルも十分に補給できました。ありがとう!

 以下の5枚の写真は、街のスナップです。


上:ミネラルウォーターの安さに注目。

右:お墓だと思います。

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上:私も小さい時に、これを買ってもらい、たくさん模様を描いた覚えがあります。

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左上:何やら記念の文字を書いてもらっています。
右上:太字用の油性マジックペンで、とても上手に書いていました。本当に上手です。

13:00頃 トルコ・イスラーム美術館
 今回のイスタンブール観光で、もっとも充実してたポイントです。入場料10リラ

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上:トルコイスラーム美術館からアヤソフィアを望む。

左:美術館のカフェで休憩。トルココーヒーを頂く。

15:15〜16:15 昼寝
 トプカプ宮殿を見学する時間はたっぷりあったが、庶民を苦しめることによってできた王族の歴史的建造物や遺物を見学することに嫌気が差してきた。もう限界に達して、辞め。ブルーモスクの前の公園で眠る。まるで浮浪者のように。

 昼寝から目覚めると、その足で宿へ戻り、荷物を受け取って空港へ。途中で、肉のサンドウィッチを食べる(5リラ)。

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左上:公園にある巨大オベリスクと青銅製の柱
右上:私のホテルがある通り

空港までは公共機関で
 空港は地下鉄(M1)の終着駅なので、その沿線上なら1本で行けるが、私の宿からは乗り換える必要がある。乗り換えポイントは2ヶ所あるけれど、私は地下鉄の始発から乗るようした。なお、トラムと地下鉄は、同じジェトン(1.5リラ)を利用する。およその時間は50分で、乗り継ぎが悪くても70分だろう。私は45分ほどで到着した。地下鉄の出口からチェックインカウンターまでは、そこそこに標識があるので、それに従っていけば5分になる(僕は初めてだった)。逆に、イスタンブール空港から市内へ行く場合の標識はどうなっているか分からないが、空港を出て、地下に行くような感じになると思う。標識は『M1』かな?
(1)トラム
(2)地下鉄(M1)で終点『ハヴァアラヌ(アタチュルク空港)』

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18:20 イスタンブール国際空港の出発ロビー
 に落ち着いた。あとは、19:55発の飛行機に乗り込むだけだ。どうでも良いことだが、僕はチェックインしてから、2つの桃を食べた。そして、鞄の中には300mlの水がある。

19:55 イスタンブール発
 ほぼ予定通りに飛び立ち、到着した(23:40、飛行時間:3時間45分)

上:機内食


続きをどうぞ!

私の日記 21日目

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