このページは旅行記『ギリシャ&アルバニア 2010夏 2010 AUG.3 - AUG. 24  です

旅のはじまり
 今回の航空券は、出発5日前に旅行会社へ問い合わせ、4日前に現金で購入し、前日に郵送された航空券を受け取る、という手順でした。名古屋とアテネの往復で13.5万円ぐらいだったと思います。とても安価です。航空会社はアラブ首長国連邦のエディハド航空(国営)、アブダビで飛行機を乗り換えますが、『北京経由』というおまけ、もついています。どれだけ時間を使うか分かりませんが、格安航空券が出発直前まで残っていたのですから、文句は言えません。昨年のチケット(大阪発、ドーハ経由)も同じようなものでしたが、、、 それより、北京経由には楽しみがあります。名古屋から北京までの乗客は僅か20人ほどなのに、北京から満席になると言うのです。おそらく急成長している中国の一般観光客が大挙して搭乗するのでしょう。どんなことになるのかとても楽しみです。

 ところで、私が今回でアテネを選んだ理由は2つです。1つは、昨年『バルカン半島の旅』でギリシャ(首都アテネ)だけを残したこと。もう1つは、後ろ髪をひかれたままになっているアルバニア南部の世界遺産2ヶ所(ギロカスタルとブトリント)を訪問することです。これだけのために3週間使うのは贅沢ですが、ギリシャ(アルバニアを含む)は偉大な哲学者をたくさん生んだ国であり、愛憎に満ちた数多くの神話を生み出した場所なので、これまでにない刺激的な旅ができるのではないか、と期待しています。


1日目 2010年 8月 3日(火)
==夜9時半、セントレア空港(名古屋)から旅立ち=========
 セントレア(中部国際空港)→ 北京経由でアブダビへ
============================機内泊==

19:20 チェックイン
 誰も並んでいませんでした。私の荷物は2つあります。預かってもらう荷物は4.5kg、機内持ち込みは測っていませんが5kgぐらいです。パソコンとカメラ2台が重いのです。

19:30 空港内で両替え
 空港内のある唯一の銀行、東京三菱UFJ銀行で現金1000ユーロを購入しました。手数料込で11万7980円でした。とても安く感じますが、手数料4000円(1ユーロあたり4円)は高過ぎると思いました。これは私の間違いかも知れないので、もしそうだったら誰か教えて下さい。よろしくお願いします。

19:40 日本からの出国
 出国する人がほどんどいなくて、出国審査の窓口は2つしか開いていませんでしたが、あっと言う間に終了でした。

19:50 出発ロビー
 ここは出発ロビーです。マックを開け、有線でネットにつなぎ、自動販売機でジョージアのESPRESSOを買い(市内の自販機と同じ120円)、日記を書いています。チェックイン・カウンターで仕入れた情報は、名古屋からアブダビまでの飛行時間は14時間10分。経由地『北京』では、機内で1時間半待ちます。

21:00 離陸30分前
 離陸まで30分ありますが、私が最後の搭乗客みたいなので、出発ロビーから搭乗口へゆっくり動き始めました。出発15分前に機内で「全ての乗客が搭乗しました」のアナウンスが入り、飛行機は滑走路へゆっくり移動し、予定時間ちょうど21:30に離陸しました。誤差1分以内で飛行機が飛び立つなんて、あまり記憶にないことです。「さすが日本人だけ!」と思いました。

21:30 名古屋発
 チェックインで教えてもらった通り、搭乗客は30人ほどでがらがらでした。これから経由地『北京』へ向いますが、そこで満席になる予定です。


上:名古屋付近で仕入れた機内食。

 食事はそこそこでしたが、全座席の下に電源コンセントがあるので、エコノミーでもエグゼクティブな気分です。それから日本酒を頂いて、ハイネケンを飲んで、コーヒーを飲んで寝ました。もう寝るしかないでしょう。私は不良なのです。北京まで2時間半かかりますが、悪くありません。席はがらがら、4つのエコノミー・シートでフラットシートを作り、眠ります。

23:30(北京時間22:30)頃 北京着
 北京との時差は1時間でした。飛行機が着陸してから小1時間、中国の作業人が丁寧な機内掃除をしていました。立派です。彼らは比較的良い仕事についているのでしょう。愛想も良く、嬉しい気分になりました。

 アブダビには、予定時間通りに着いたと思いますが、大きな出来事がありました。乗り換えのための荷物の再点検を受け、次の搭乗ロビーに着いてから、パソコンのバッテリー・チャージャーを機内に置き忘れたことに気付いたのです。何人かの係員に尋ねならがら、飛行機を降りた『ターミナル1』へ戻り、そこでも何人かの人に助けれ、ついに『忘れ物』を手にしました。白いバッテリー・チャージャーを手にした時は感動しました。

 この他にもいくつか事件があり、ゆっくり活動することの大切さを感じました。私は以前のような体力や瞬発力を失い、力技だけでなく、それに伴う判断力も落ちたようです。かなりゆっくり始めたつもりでも、実力以上のものに挑戦してしまっていることを理解するべきです。これからアテネへ行きますが、とにかくゆっくり3日間滞在するつるもりでスタートすること、急がないこと、それを実践すること、それが今回の旅のテーマの1つです。ゆっくりゆっくり。旅慣れているつもりですが、その経験さえも忘れていると心得て行きましょう。

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上:アブダビ〜アテネで頂いた、食後のコーヒーと映画。

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私の日記 2日目

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