生物2: 観察『花粉管』のページを提示しました。

  2 観 察4 『花粉管』
  ┌─<本時の狙い>───────────────────┐
  │ ・ 家から花粉のついた花を持参させる。       │
  │ ・ 教科書の手順にしたがって花粉を処理し、伸びた花 │
  │  粉管を観察、スケッチさせる。           │
  │ ・ 種子植物は、花粉が柱頭につくと花粉管を伸ばし、 │
  │  子房の中にある卵細胞に達する。そして、精核と卵細 │
  │  胞の核が合体(受精)することを知る。       │
  └───────────────────────────┘

  <本時の狙いの注意点>
   ・ 花を忘れた生徒は、校舎の周りにある野草でも良いことを
    知らせる。
    (たぶん、私が言わなくても持って来るんじゃないかな。)
   ・ 始めに、花粉をスケッチさせる。
   ・ 花粉管が伸びるまでに数10分かかることを押さえる。
   ・ 花粉のスケッチ終了後、花粉管が伸びるのを待つ時間を使
    って上記狙いの3点めをやる。

  <教師の準備>
   ・ 特になし(教科書通り)

  ==<生徒の様子>====================
   ・ クラスの半数が花を持ってきた。ただし、その半数が校舎
    周りの雑草。
    (例)ハルジオン、ツユクサ

   ・ 結果として、1班につき4〜6種類の花粉をスケッチ。こ
    れらの色・形は面白いので、ほとんどの生徒は満足している。
    私も満足。

   ・ さて、本命の花粉管が観察できたのは1人。またしても、
    「がーん。」
    である。しかし、私個人としては、始めての花粉管観察成功に
    興奮。終了のチャイムが聞こえなかった。

※クリック他の花粉(2種類)を見たい方※

(写真左:花粉管。
 中央の花粉から左下
 に向かって伸びてい
 る。処理してから、
 約20分後。
 この映像は、生徒の
 作成したプレパラー
 トをテレビに写した
 もの。
 悲しいかな植物名は
 不明。ほげー。)

   ・ 観察あい間の講義は、生徒の反応からして、OK。

  ==============================

  <本時の考察>
   ・ こんなに楽しいとは思わなかった。とにかく、いろいろな花
    粉が楽しいのだ。

   ・ 試料処理、観察上の諸注意は次のとおり。
    1 水25ccに砂糖2gを加えてものに、花粉を落とす。

    2 教科書のようにシャーレに入れる必要無し。
     (数10分なら乾燥しない。)

    3 顕微鏡のレンズは、7×10。
     次に、15×10。次に、15×40。

   ・ 講義内容『種子植物は、花粉が柱頭につくと花粉管を伸ばし、
    子房の中にある卵細胞に達する。そして、精核と卵細胞の核が
    合体(受精)する。』につては、15分必要だね。あるいは、
    次の時間に復習するのもよい。

   ・ 今回は、授業終了と同時に観察成功。盛り上がったし、内容
    も簡単で面白いので、
    「もう1時間やろっかなー。」
    伸びかけの花粉管を、全員で見たからね。

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  (c) 1998 fukuchi takahiro

(以下余白)