生物5: 遺 伝 のページを提示しました。

  5 遺 伝(3時間)
  ┌──<狙 い>──────────────────┐
  │ ・ マツバボタン、及び、メンデルの実験を通して、│
  │  『遺伝』『形質』、『優性』『劣性』を知る。  │
  │ ・ 『優性の法則』を理解する。         │
  │ ・ 『分離の法則』を理解する。         │
  │ ・ ヒトの『ABO式血液型』の仕組みを理解する。│
  └─────────────────────────┘


  < 授業の様子 と 
反 省 >

   いやあ、教室での講義は久しぶりです。
  「静かです。」

   それにもかかわらず、自作プリントは少々手抜き。これでは、
  『どたばた』するのも当り前。生徒達の、
  「わかんない。」
  の顔に反省するものの、
  「分からない、という感情を共有する悦び。」
  を味わってみる。

  2クラスめは、
  「もう少し、何とか。」
  と思い、おとなしく教科書通りに展開。
  結果は良好。
  何か、悔しいけど嬉しい。

  語句は、次のようにまとめた。
  ただし、教科書と合わせないと完結しないまとめ方である。
  [優 性]  子の代に現われる形質
  [劣 性]  子の代に隠れている形質
  [優性の法則](A+a)の時、Aの形質だけが現われる
                 aは隠れている
  [分離の法則]対になった遺伝子は、2つに分離し、2つ
         の生殖細胞に入る。
           AA→A+A
           Aa→A+a

  教科書以外の、次の語句についても知らせた。
  [隔世遺伝][純系][ホモ][ヘテロ][自家受粉

  ヒトの『ABO式血液型』は、次のように展開するとよい。
  1 血液型は、父母から半分ずつもらう。
  2 だから、AB型の人は、一方からA型、もう一方から
   B型をもらったと考えられる。
  3 次に、父母ともA型の場合、O型の子が生まれる可能
   性があるか考えさせる。答えは『ある』。
   その説明を求めたところ、4クラス中で1人、完全に説
   明することができた。
   「すばらしい。」

  上記血液型の学習は、中学校で必要ないが、『優性の法則』
  『分離の法則』を理解する上で、非常に有効であった。
  尚、数人/クラス理解できなかった。
  「うーん、残念。」
  でも、大人になってからも記憶に残る興味ある内容だから
  ね!
  やろうね!



   < 板 書(第1時限の部分)>
  

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  (c) 1998 fukuchi takahiro

(以下余白)