地学2: 観察2『堆積岩』 を提示しました

  1 観察2『堆積岩』
  ┌─<本時の狙い>───────────────────┐
  │ ・ 堆積岩は海底などで堆積したものが固まった岩石で │
  │  あることを知る                  │
  │ ・ 次の6種類を区別・観察し、スケッチする     │
  │  [礫 岩][砂 岩][泥 岩]          │
  │  [凝灰岩][石灰岩][チャート]         │
  └───────────────────────────┘

  <本時の狙いの注意点>
  ・ 全員に6種類暗記させる

  ・ 次のように分類できることを押さえる
   ア)粒の大きさ  礫 岩・砂 岩・泥 岩  
   
イ)粒の成分   凝灰岩・石灰岩・チャート

  ・ スケッチに先立ち、砂の大きさ(1/16 〜 2mm)を
   確認しながら書かせることで、観察の感覚を取り戻させる
   
  ・ 次の反応(小学校で学習)
   石灰岩+ 塩 酸→ 二酸化炭素 
   を化学反応式にさせる
   CaCO
3+2HCl→ CaCl2+ CO2+ H2O
   と同時に『石灰岩』で確認させる

  <教師の準備>
   ・ 自作プリント
   ・ 堆積岩(10種類)×10
   ・ 塩酸
(3倍に希釈)、ピペット

  ==<生徒の様子>====================
  ・ 砂の大きさを書かせる作業は良好である
 「定規を使って、正確な直径2mm
  の粒を20個書きなさい」

 「5つで1cm、確認しなさい」
  生徒は喜々として取り組んだ

  「次に1mmの粒を20個書きなさい」も楽しんでいる

  「1/16 を計算すると 0.06 になります
   だから、10個で 0.6mmの点を書きなさい。」
   も楽しんでいた

  ・ 実物の観察は、久しぶりなので楽しそうだ
   「理科室は寒い」の声はすぐに止んだ

  ・ 班毎に塩酸をかけてまわると、
   硬くて反応しそうにない『石灰岩』が泡を出すので驚いていた 

      
      (写真上:石灰岩の標本に塩酸をかける) 

  <本時の考察>
  ・ 砂粒の大きさ(1/16 〜 2mm)を確認させる作業は、後の
   観察をスムーズにした。上のAさんの例では『砂岩』の左横に
   整列して書かれている 

  ・ 私自身、久しぶりの実験なので感覚が戻っていない。
   凝灰岩、石灰岩、チャートの観察ポイントについては押さえが   
   できていなかった。

  ・ しかし、他のクラスも良好な結果が得られた

  <Aさんのプリント>

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  (c) 1999 fukuchi takahiro

(以下余白)