このページは、1年理科『生物』1999/takaの授業記録 です

  観察5 花のつくり(番外編)
              アブラナの仲間 
                   1999 04 19(月)雨 

  屋外で『校内の野草』を観察する予定が生憎の雨。しかも本時は
  2時間目なので、生徒達は要領を得ていない。

  仕方ないので、百葉箱付近に生えていた『アブラナ』の仲間を採
  ってきて、その花のつくりを観察する事にした

  
  (写真上:解説)その黄色い花は、一見『アブラナ』に似ているが
  違う。食用に品種改良された『摘み菜』という品種らしい。らしい
  とは私自身、正式名称を知らないので、とりあえず『アブラナの仲
  間』とした


  <<授業の流れ>>
  
  初めに、花のつくり『雌しべ』『雄しべ』『花弁』『がく』を確
  認したが小学校で学習していないらしい。(真意不明。「習った
  人?」と尋ねて返事なし。「習っていない人」で返事多数)。
  
そこで、次のように指導した。

     花は、中心から次の1〜4のようになっている
      雌しべ   
      雄しべ
      花 弁(花びら)
      が く
    
     (写真上:Aさんのプリント)

  次に、ルーペ(虫眼鏡)、A・Aピンセットの使い方の説明
                          (2分)

  そして各班に5、6個ずつ『花』を配付し、その調べ方を説
  明した
    1 花を分解する    
    2 順序良く並べる    
    3 プリントにセロテープで貼る  

  この際、『雄しべ』『花弁』『がく』の数が4枚である事を確
  認した。
  ただし実際は、約半数の花の『雄しべ』が6本であった
                     (嘘つき福地先生)
    

  
      (上: Bさんのプリント)

  結果はご覧の通りで上々。
  ほとんどの生徒が丁寧な作業をする事ができた。しかも、5分
  足らずで仕上げてしまう生徒が何人かいて、彼等には、種子を
  切断し、同様に観察・添付するよう
指示した。

   下は、その『種子の部分』
   (Bさんのプリントの一部)
       (種子を左側に添付している。右は『子房』)

   また、種子は『雌しべ』が成長したものである事を知らた
   (Bさんのプリントの一部)


  授業を終えて
  私の想像以上に、熱心に活動していた

  また、理科室は今回初めてのなので出席番号順(男女別)に座
  らせた。しかし、五月蝿い。始業の挨拶を5回もやり直したの
  にも係わらず、お喋りな子を中心に集中しない。なんとも小学
  生である。が、終業時にはキチンと話を聞けるようになった。
  おそらく、自分の観察・作業に満足したのではないかと思う。 

  次回は快晴になり、予定通り『校内の野草』の観察をしたい

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観察1
校舎内の野草


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(C) 1999 Fukuchi Takahiro