このページは、1年理科『生物』1999/takaの授業記録 です

  実験2 植物の呼吸
              
                  1999 06 03(木)曇

  植物も動物と同じように呼吸している
  これを
  いかにして証明するか?
  それが問題だ

  
  (左:実験装置)


  <<授業の流れ>>
  1 教科書を読んで、植物も呼吸することを知る
   ・ 初めに予想させる
   ・ その後、
    結果を教えて『呼吸』の検証実験とする

  2 実験手順を知る
   ・ 2つの袋を用意し、一方に植物を入れる
   ・ 日陰に30分放置し、袋の中の気体を(石灰水で)調べる
   ・ 実際に机の上にそのまま

  3 理科室を出て、植物採取
    
 
 生徒への指示
  ・ 根で袋を破らないこと
  ・ 空いたらセロテープで直す
  ・ たくさんあれば、呼吸する  
   量が大きくなること
  ・ 10分で戻ること
 

  (左:校庭の雑草をとる)

  4 教室で、下のようにセット
   <器 具>
   ・ ガラス管、ゴム管、輪ゴム
   ・ ただし、石灰水の入った試験管は30分後にセット

   

  5 植物の『呼吸』『光合成』についてまとめる
       ※ この間に植物は呼吸をして二酸化炭素を出している

   二酸化炭素+ 水  デンプン+ 酸素
   二酸化炭素+ 水  デンプン+ 酸素

  6 終了5分前、石灰水に通す
   ※ 教科書は『BTB』を使用しているが『石灰水』にした
    何故なら
    ・ 本来、BTBはPHを調べるための指示薬
    ・ 3年生で扱うほうが適切
    ・ 石灰水は、二酸化炭素のみに反応する

   ※ 石灰水の性質
    (無色)→(二酸化炭素を入れる)→(白)

   
 <生徒の様子>
 「漏れないように、また、
 溢れないようゆっくりと」
 と指示

 全部の班が良好な結果を出
 した

  


  <<授業を終えて>>
  難解な問題点が発生した

  教科書は
     『呼吸』は酸素→ 二酸化炭素
  と説明しているが、
  何故、呼吸するのか?
  また、どんな意味があるのか?

    生徒から返ってきた答え
    ・ 死ぬから
    ・ 苦しいから
    ・ 生きたいから  
    ・ したいから
    ・ 血液を使って細胞まで運び、そこで、呼吸するため
    ・ 酸素を使って(  )を燃やし、エネルギーを取り
     出すため
           (  )内には、食物、デンプン、脂肪

  ということで、3年生の学習内容に達した
  完璧ではないが、
  1年レベルにおいて『酸素で燃焼させる』ことは類推可能だ
                 (ここまでやるのに5分)

  二酸化炭素+水+(エネルギー)→ デンプン+酸素

  ===

  問題点その2

  今回の実験から分かることは、
  植物は、光合成をしないとき二酸化炭素を出す

  であり、
  呼吸(酸素→二酸化炭素)  
  ではない

  だから次回チャンスは、酸素を発生さて袋に入れようかな、
  と思う。これなら呼吸(酸素→二酸化炭素)を証明できる
                      (面白そう!)

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(C) 1999 Fukuchi Takahiro