このページは、1年理科『生物』1999/takaの授業記録 です

  観察10 根と葉脈
              
                  1999 06 03(木)曇

   根と葉脈には大変面白い関係
  があって、しかも簡単に観察
  できる

 (右:校庭で植物採取する生徒)
   
  手前の植物はスズメノカタビラ
  ・ ひげ根
  ・ 平行脈


     本日のねらいは2つ
     ・ 光を求めて <葉のつき方><全体の型>
     ・ 根と葉脈の関係

  <<授業の流れ>>
  1 まず、教科書に従い『光を求めて』をまとめた
   <葉のつき方>
   互 生・・・互い違いについている
   対 生・・・2枚が向かい合っている
   輪 生・・・3枚以上輪になってついている
   ※ 教師が、実物(セイタカアワダチソウなど)を用いて、
   「これは上の3つのうち、どれですか?」と発問すると良い

   理解度が、飛躍的に向上する

   <全体の型>
   直立型・・・・・茎が長く直立する
   ロゼット型・・・葉を地面に広げる
   ほふく型・・・・茎が地上をはう
   くさむら型・・・根元で株をつくる
   分枝型・・・・・主な茎がはっきりしない
   つる型・・・・・つるで巻き付く
   ※ 先に用いた実物を使い、「これはどの型ですか?」と発問
    すると良い

  2 教科書を読み、根と葉脈の関係をまとめる
   網状脈・・・『主根』と『側根』がある
   平行脈・・・ひげ根
  (右:A君のノート)

  3 校庭に出て、形の良いものを採取
 

 「いくつか採取して、典
 型的なものを選ぶ」よう
 指示

 1人につき「網状脈」と
「平行脈」の2種類である

 (左:友達同士で見せ合う)
  


  
  4 理科室でまとめる
   下のようにセロテープでべったり添付し、その後『主根』『側根』
   『ひげ根』『根毛』などを記入する
               ※ 根毛は、両者共に生えている
  (左:Bさんのノート)


  <<生徒の様子>>
  ・ 前半の『光を求めて<葉のつき方><全体の型>』については
   実物を提示した教師の発問によって、関心度が飛躍的にアップした

    特に、葉を1枚ずつ千切りながら
   「どうかな?」
   と発問すると、間違えていた生徒も次第に<葉のつき方の見方
   分かってきた
   ※ 今回は互生(セイタカアワダチソウ)を用いた

  ・ 校庭に出ると楽しそう
   当たり前である
   目的も明確であり、観察・採集の教材として最適である 
  

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(C) 1999 Fukuchi Takahiro