このページは中学校2年理科『化学』/takaの授業記録2000です

  元素の周期表
              
 2000 06 06(火)

 これは難しくありません。
 覚えるだけです。

 だから、テストができなくても
 「先生、分かりません!」
 と言わないこと。

 「先生、覚えていません!」
 あるいは、 
 「先生、忘れました!」
 が正解です。


  <授業の流れ>
 1 元素(原子)の周期表

  ・ マスはあらかじめ印刷しておく
  ・ また、その形の意味については3年生で説明することを知らせる。

  1) 1番の『水素』から20番『カルシウム』まで日本語だけ記入
    する。その時、簡単に発問し生徒から答えを出させるようにする
    とよい。
  2) 1番『水素』から20番『カルシウム』までの化学式を紹介。
    ・ まず、英語のものからやるとよい。
     ヘリウムのHe、リチウムのLi、ベリリウムのBe、、、
    ・ そして、日本語。
     主なものは英語を紹介してやる。ハイドロゲン『水素』、
     ナイトゲン『窒素』、オキシゲン『酸素』、、、
  3) 銀、鉄、銅、金を追加する


 2 分子と原子の違い(前時の復習)
  次の空欄を考えさせる。
  ・ 分子は物質としての『  』をもつ最小の粒
  ・ 原子は『  』をつくっているもの
  
             (上:B君の学習プリント)

 3 酸素原子と酸素分子
  さあ、みなさんに質問です。
  次の違いはなんですか?
  ア) 
  イ) 2O (注意:20ではありません。2・オーです。)
  
    答: ア)は酸素分子(1個)
       イ)は酸素原子(2個)

  さらに、問題です。
  ア)  
    (ヒント:酸素原子3つが結合したものを『オゾン』と言う)
  イ) 2O
  ウ) 5O
  
    答: ア)はオゾン分子(1個)
       イ)はオゾン原子(2個)
       イ)はオゾン原子(5個)

  どうですか。これで『分子と原子の違い』が分かりましたか。

 4 テスト
  元素の周期表について、各自でテストする。
  ・ 枠はあらかじめ印刷しておく
  ・ 必要に応じてヒントを出していく
  ・ 覚える必要のない元素については斜線を引かせる
  ・ 期間巡視し、大文字と小文字の区別にいて知らせる。また、

   早くできた生徒に答えを板書させる。
  ・ これの答え合わせのとき、はっきりしないものを厳しくチ
   ェックする。さらに、アルファベットAで始まる元素は、
   『Au』、銀『Ag』、アルミニウム『Al
など複数あるの
   で正確に小文字を書かせる。炭素『』、カルシウム『Ca』、
   銅『Cu
なども同様に指導する。

 5 代表的な分子
  ここで、いつくかの原子を組み合わせ『代表的な分子』を紹介
  することは、原子と分子の違いを理解する上で有効である。

  水素原子+ 酸素原子+ 水素原子= 水
  水素原子+ 塩素原子      = 塩化水素   (塩酸)
  ナトリウム原子+ 塩素原子   = 塩化ナトリウム(食塩)
  酸素原子+ 炭素原子+ 酸素原子= 二酸化炭素
  酸素原子+ 炭素原子+     = 一酸化炭素
  


  (上:C君の学習ノート)


  <授業を終えて>
  ゆっくり授業を展開するので、問題はない。
  また、色鉛筆は持参させるように指示しておく。

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(C) 2000 Fukuchi Takahiro