このページは、Mr.Taka による中学校理科の授業記録:物理学 2年(2003年度)です

実験1 回 路
                 2000 10 12(木)

◎ はじめに
 今日から物理分野『電流』に入るが、挙手で意識調査した。
・ 好 き    5人
・ 嫌 い    8人
・ 無解答   20人

 無理はいけない。「まあ、こんなもんかな」と授業を始める。また、技術家庭科で『オームの法則』を学習済みとのうわさを聞きつけたので、担当教科の先生と相談しながら進めていきたい。


◎ 授業の流れ
  教科書を使って簡単に確認したあと、すぐに実験、肩馴らし試運転をしようと思う。

1 電気用図記号
 電源・スイッチ・電球・導線・交わった導線・電流計・電圧
                    以上を教科書で確認

2 豆電球を光らせる
 「光った、光った。」たった、それだけでもうれしい(写真下)

・ しかし、実際は数々の困難が待ち受けている
 1 豆電球が切れている
 2 乾電池が弱い
 3 接触不良
 4 など
・ また、回路ができた班に『判』を押すことで学習意欲を増加させた。
・ このとき、全員できていなければダメとすることで、友達と教えあう機会を与えた。

3 直列回路(豆電球)で光らせる

 「右図のようにして光らせなさい」
 指示はそれだけである。

生徒の失敗例
・ 乾電池のプラスとプラスとつなぐ
・ 一方の電球が切れている
・ 直列につなげない。

 →「一つの輪にしなさい」と指示




上の写真では、左の生徒が並列回路、右の生徒が直列回路を組んでいる。

4 並列回路(豆電球)で光らせる


 直列回路と同じである。
 「右図のようにして光らせなさい」

 生徒の失敗例
 ・ とにかく、コードが絡まっている


(上:並列回路をつくる生徒)

5 まとめ
 さて、読者のみなさんに質問です。
 「直列回路と並列回路では、どちらが明るいですか?」

     
  左:直列回路      右:並列回路    答→ 路回列並

◎ 生徒の感想文2つ
    


<授業を終えて>
 みなさん、楽しんでいました。1人1実験なので、全員が達成感を味わうことができ、よかったと思います。 また、早く終った生徒を中心にきれいに並べました。いつまで続くか、ちょっと不安だけど頑張ります。(写真下2枚)


(上:手前左下から、2.5v用豆電球、1.5v用豆電球、乾電池ボックス、単1乾電池、乾電池ボックス、豆電球ソケット3箱)


(上: 壊れた生徒用机につけられた導線。)


<技術科での既習事項>
・ 技術科では1時間でオームの法則まで学習する
・ 電圧は、「水圧」「血圧」「気圧」などの押し出す力(圧力)
・ 電流は、「水流」「血流」「気流(風)」
・ 電気用図記号は、電源・スイッチ・電球・導線・交わった導線

・ 電流計、電圧計は学習していない
・ 電源の記号の下に、その電圧を記入する
・ スイッチなどを制御装置という

・ 回路図は、簡単にふれている。(理科と書き方が違う)
・ 電源は、図の左側に書く
・ 負荷(電球、抵抗など)は、図の右側に書く
 スイッチは、図の下側に書く
 ・ 電流計、電圧計の目盛りを読むことができない

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