このページは、Mr.Taka による中学校理科の授業記録 物理学 2年(2000年度)です |
基本操作 電流計
2000 10 30(月)◎ はじめに
中間テストで『電圧計の目盛りを読む問題』の正答率が70%を記録したけれど、逆に見れば30%も目盛りが読めないわけだから、今日は読み方の確認から始めます。また、電圧計と電流計のつなぎ方の違いをはっきりさせるため、操作は、豆電球1個と乾電池1個だけにしました。
(上:電圧計と電流計のつなぎ方を書いたAさんの学習プリント)
◎ 授業の流れ
1 電流計の読み方
針が同じ位置をさしていても、マイナス端子によって、値が違うことを確認する。具体的には、下図のようにまとめた。5Aにつないだとき、2.5A
500mAにつないだとき、250mA
50mAにつないだとき、25mA
また、250mAを『0.25A』と答えた生徒がいた場合、それも合わせて確認してやるとよい。
1000mA= 1A◎ 板書(下)
電流計の目盛を『2』と『3』だけ書いておき、「2と3の間だからいくつ?」と発問すれば、生徒から「2.5」と返ってくる。次に、「単位は何?」と発問すればよい。
500mAの場合も同様に発問・確認する。2 実験手順の確認
1) 豆電球を光らせる
2) 電圧を測定する(並列つなぎ)
3) 電流を測定する(直列つなぎ)
電圧を測定できた班は、手を挙げて先生の確認を受け『印』をもらう。次に、電流を測定し同様に『印』をもらったら、今度はオリジナル回路をつくって測定する。◎ 実験の様子 その1
床に座り込んで、組み立てる生徒もいる。このほうが広くてよい。
◎ 実験の様子 その2(オリジナル回路)
異なった種類の豆電球を使って測定している。まあ、いろいろな目的があるけど、今日のところは「基本操作」だから、正しくつないで正しく読めればそれで良し。
◎ Bさんの学習プリント
1) 電圧を測定したところ、1.3V(左上)
2) 電流を測定したところ、230mA(右上)
3) オリジナル回路だとおもって作ったら(下)それは、「オリジナルではない」と福地先生に注意された。
◎ Cさんの学習プリント
1) 電圧 1.3V
2) 電流 249mA
◎ あと3人紹介します
オリジナル回路では、豆電球をどんどん増やしたり、電圧計や電流計をたくさん持ち出して同時に測定したり、楽しんでいました。次回は、豆電球2個の直列回路と並列回路を調べた後、オリジナルで遊ぶ予定です。
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◎ 生徒の感想
テスト返却5 |
実験3 直列回路と並列回路の電流 |